. 不良からバレー部のマネージャーになりました。３

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慌てて体育館を走る私を横目で見てくる数人。


犬岡｢A〜！慌ててどうしたんだよ〜！｣


｢マ、マイキー達が来てるって言うから慌ててんの！｣


犬岡｢え、まじ？！俺も会いたい！｣


｢え、来るなら靴履き替えて！｣


私が靴を履き替えている中犬ちゃんも行くと言ったため二人で行くことに。


私が“マイキー”と言ったため東京組の数人は、え？と顔を顰めて。


走って校門まで行くと数代のバイクが止まっていて。


｢エマ〜｣


ｴﾏ｢A！

久しぶり〜！｣


ドラケンの後ろに乗ってきた様で、ドラケンの近くにいて。


ｴﾏ｢え、会わないうちにまた可愛くなった？！｣


｢エマの方が可愛いよ〜｣


抱きしめて頭を撫でる。


ﾀｹﾐﾁ｢って犬岡も来たの？｣


犬岡｢マイキーが来てるって言うから！

久しぶり！｣


ﾏｲｷｰ｢お、久しぶり〜｣


何も変わらないマイキー。


それはそれでよかった。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢お前夏なのに長袖かよ｣


｢だって日焼けするもん｣


三ツ谷｢熱中症になるなよ？｣


｢ならないように気をつけてるよ〜｣


私はヘラヘラと笑いながらそんな話をする。


｢てかマイキーが来たいって言ったんだね？珍しい｣


ﾏｲｷｰ｢まぁ、話したいことあったし

外でれる？｣


｢あ〜それはダメ、校門だったらって言われてるけど｣


ﾏｲｷｰ｢そっか｣


多分話したいことってのはあのこと。


｢マイキー、雲雀田監督に会いに行ったらしいね｣


ﾏｲｷｰ｢まぁ｣


｢千冬から何となく聞いたかもしれないけど

私もう将来のこと決めたの。
マイキーがバレーしてほしいって言ってくれる気持ちは嬉しい。

でも、もう出来ないから。
違う形で私はバレーと関わっていく。

だからマイキーは責任を感じないで。
私はもう前に進んでる

それに雲雀田監督には改めてちゃんとお断りをしたから。｣


ﾏｲｷｰ｢でも、｣


｢私、高校卒業したらアルゼンチンに行くの｣


ﾏｲｷｰ｢は？｣


ｴﾏ｢え、東京に帰ってくるんじゃないの？！｣


｢最初はそのつもりだった。

でも人生を一緒に生きていきたい人がアルゼンチンでバレーするって言うからさ｣


驚いている面々。


千冬｢それ、って

及川くんっすか？！え、付き合ったんっすか？！｣


｢まぁね〜｣



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