. 不良からバレー部のマネージャーになりました。３

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｢あ、さっき彼氏が迎えに来てるって言った｣


及川｢言ったんだ？｣


｢誰かまでは言ってないけど｣


及川｢誰が相手か俺は言ってくれた方がいいけど？｣


｢え〜うるさくなりそうだからやだよ｣


徹ちゃんは必ず車道側を歩いてくれて、私の歩幅に合わせてくれる。


｢学校はどうだった？
後輩の女の子たち落ち着いた？｣


及川｢告白ブームはまだあるかな

彼女さん私より可愛いんですか？！って聞かれた｣


｢うわ、その子強｣


及川｢そんな女の子に差なんてつけたくないけどさ〜

A以外はみんな一緒だよね｣


｢ほんと昔から徹ちゃん私の顔好きだよね｣


及川｢顔だけじゃないに決まってるじゃん
全部好きだよ｣


｢よく恥ずかしげも無く言えるね｣


昔から徹ちゃんはよく言っていた。


私が一番可愛い。


可愛くない子なんか居ないけど、Aだけは特別に可愛いって。


｢まぁ顔整ってる家系だし｣


及川｢おばさんとおじさんどっちも美形だもんね〜

あの従兄弟の二人もすごいし｣


｢あの二人と東京で歩いてたらよくモデルにスカウトはされたよ｣


及川｢だろうね〜｣


空を見上げるともう星が見えていて。


及川｢期末明けから合宿だっけ？｣


｢うんそう

東京でね｣


及川｢そっか〜会えないね｣


｢烏野が強くなるためだからね

それに今は電話ってものがあるんですよ？及川さん？｣


及川｢確かに

電話かけても無視しないでね？｣


｢いやマネージャーさん達と話盛り上がってたら無視するかも｣


及川｢あ〜それは邪魔できないな｣


｢あ、いいんだ？｣


及川｢Aの交友関係広げる邪魔はしたくないしね｣


｢男の子だったとしても？｣


及川｢そ！れはやだな.......｣


うーんと悩む徹ちゃん。


｢あはは、大丈夫だって
マネージャーと選手ってだけだから｣


及川｢当たり前じゃん？｣



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