１３７ ページ37
.
鷲匠｢ふん、親が親なら子も子だな｣
母｢あらあら、鷲匠監督、私にそっくりだって言いたいんですか？｣
ニコニコと笑っている母が体育館に入ってきて。
そこに着いてきた徹ちゃん。
白布｢な？！んで青城の｣
及川｢A、帰るよ｣
｢あれ、中まで来たんだ
てっきり来ないかと｣
私のカバンを持ってくれる徹ちゃん。
及川｢来るに決まってるじゃん｣
鷲匠｢お前用事は｣
母｢あら、鷲匠監督にお会いしたくなかったから理由付けてお伝えしただけですよ？｣
ピシリッと空気が固まって。
母｢それに徹くんがAとデートに行くって言うんですから
お迎えに来ないと｣
｢仙台市行くの？｣
及川｢うん、そのつもりだけど
おばさんが駅まで送ってくれるって
他に行きたいところあった？｣
｢ほら、家の近くに出来たカフェ。
かき氷出してるとこ。
まだ行ったことないからさ｣
及川｢確かにないね
じゃあ家まで帰る？｣
｢そうしようかな〜｣
二人でそんな話をしている間にお母さんは鷲匠監督と言い合っていて。
鷲匠監督に言い返せる人あんま居ないでしょ。
及川｢まだ続きそうだから先車戻っとこう？
俺ここにずっと居たくない吐きそう｣
牛島｢及川｣
及川｢げ｣
徹ちゃんは牛島さんが苦手なのにも関わらず、私の手を引っ張って隠すようにして。
及川｢お前が白鳥沢の監督に何か言ったらしいけどさ、
Aはもう人生かけて俺のバレーボールを支えてくれるって言ってんだよね｣
牛島｢？だったら日本代表になればいいだろう｣
及川｢お前ほんっとデリカシーないな｣
牛島｢灰谷の名前があればユースへの推薦など簡単だろう｣
｢断りました｣
及川｢え、何その話？｣
｢この間家に雲雀田監督来ててさ
徹ちゃんのこと話したら、この子をユースにしたら私も来てくれるのかな？みたいなこと言われたからさ。
そんなことでユースに推薦されて、日本代表になる徹ちゃんなんて見たくないし、
徹ちゃんが望むことだとは思えなかったから。
.........勝手な事だった？｣
及川｢いや、その通りだね
俺は俺の実力で這い上がりたい。｣
そう言うと思った。
｢それにアルゼンチンに行く、って聞いた日のことだったから尚更なんだよね｣
徹ちゃんに耳打ちをするように言うと可愛いなぁ〜！と抱きしめてきて。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1375人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あう - 利用された飛雄ちゃん笑まさかの真一郎くんの登場うれしいわぁ！ありがとうございます！ (3月6日 17時) (
レス) @page48 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - すごく、面白いです、！！！更新頑張ってください！！！ (3月2日 6時) (レス) @page38 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
あう - ヨッシャ!!ありがとうございます！ (2月19日 15時) (レス) @page22 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» ちょくちょくこれからも入れていく予定です〜！ (2月18日 13時) (レス) @page19 id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 不良かわいいな！おい！ちゃんと夢主は不良だったってわかる話定期的に入れてくれると嬉しいです！ (2月18日 10時) (レス) @page19 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2024年2月12日 14時
