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部活前後は月島の役目。


約束したどら焼きを持ってくるため昼休みは私。


友達には私から購買のパンを奢っている。


部活も終わり、帰ろうと男バレの部室前を通ると勉強している声が聞こえてきて。


なんか差し入れ出来そうなもの持ってたっけな、


そう思いながら鞄の中を漁る。


あ、


飴ちゃんある。


そう思って部室のドアをノックする。


菅原「はーい?」


「あ、灰谷です〜」


菅原さんがドアを開けてくれて。


菅原「どうかした?」


「勉強頑張ってるみたいなので飴ちゃんでもって思って」


大袋に入った飴。


フルーツだから好き嫌いあってもまだいけるだろう。


日向「糖分!」


「糖分は大事ですからね」


月島「君ここまで来たなら教えていきなよ」


「ただでさえ昼にあれだけ付き合ってんのに無理

あと今日は月曜日だからお迎えあるの〜」


手に持っていたスマホに通知が来て。


菅原「月曜日だから迎え?」


もう校門のところに居るみたいだ。


「部活の休息日らしくって迎えに来てくれるんです」


“部活”と“休息日”で不良関係ではないと思った3年生。


東峰「えっと、それは彼氏、とか?」


「一応?」


幼馴染み歴が長すぎてあんまり恋人のような感じは無いが。


菅原「か、」


「か?」


菅原「彼氏?!」


勉強をしていた彼らも手を止めこちらを見てきて。


山口「あれだけ告白断ってたのに........意外」


月島「君を彼女にする物好きいるんだね」


「月島は一言余計だね???

別に驚くような事じゃないよ
ただ長年の初恋が叶っただけだし」


私は持っていたカバンを持ち直す。


「じゃ、お先に失礼しま〜す」


私は飴だけ渡して校門へと向かう。


部室から裏門は近い。


駆け足で行くと、一度家に帰って着替えたのであろう徹ちゃんがいて。


「おまたせ〜」


及川「待ってないから大丈夫だよ

部活お疲れ様」


徹ちゃんは私のカバンを持ってくれて。


「教科書入ってないから重くないよ?」


及川「こう言うのは男に持たせとけばいいの〜

ほら帰るよ」


自然に手を繋いでくる徹ちゃん。


私は小さく笑って横に並んで歩く。


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あう - 利用された飛雄ちゃん笑まさかの真一郎くんの登場うれしいわぁ!ありがとうございます! (3月6日 17時) (レス) @page48 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - すごく、面白いです、!!!更新頑張ってください!!! (3月2日 6時) (レス) @page38 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
あう - ヨッシャ!!ありがとうございます! (2月19日 15時) (レス) @page22 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» ちょくちょくこれからも入れていく予定です〜! (2月18日 13時) (レス) @page19 id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 不良かわいいな!おい!ちゃんと夢主は不良だったってわかる話定期的に入れてくれると嬉しいです! (2月18日 10時) (レス) @page19 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美海 | 作成日時:2024年2月12日 14時

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