. 不良からバレー部のマネージャーになりました。３

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及川｢猛｣


猛｢なに？｣


及川｢写真撮って

ここ持ってここ押して


飛雄動くな

イエーイ飛雄、及川さんに頭が上がらないの図｣


｢性格悪｣


猛｢徹こんな写真が嬉しいのかー？ダッセー！｣


及川｢うぐつ

で、何俺忙しいんだよね｣


猛｢帰ってアイス食うって言ってたじゃん！｣


及川｢Aとの時間だから暇なわけないでしょ？！｣


漫才でもやってんのか、と思いながら私は猛くんから徹ちゃんのスマホを預かる。


その衝動で着いた画面。


私とのツーショットで。


ほんと私の事好きだな、と思いつつ、電源を落とし、ポケットに入れた。


そんなことをしていると話が進んでいて。


及川｢チョット、
何か相談したいなら下手くそな例え話辞めて直球で来なよ｣


影山｢.....今までボールを見ずに打っていた速攻をひなたが自分の意思で打ちたいと言い出しました｣


及川｢へー出来たらすごいじゃん、やれば？｣


影山｢そんな簡単に言わないでください！
日向には技術なんてないんですよ！｣


及川｢だから俺の言う通りにだけ動いてろ、っての？

まるで独裁社だね｣


徹ちゃんは影山の王様と呼ばれている意味を知っている。


多分去年の試合のことも。


でもそれは私にも繋がることだから、


少し心が痛い。


及川｢お前は考えたの？

チビちゃんが欲しいトスに100%応えているか
応える努力をしたのか
現状がベストだと思い込んで守りに入るとは随分ビビりだね？


.......勘違いするな
攻撃の主導権を握ってるのはお前じゃなくチビちゃんだ

それを理解出来ないなら
お前は独裁の王様に逆戻りだね


行くよ、猛、A｣


私は猛くんの手を離し、影山のとこに行く。


及川｢ちょっとA？！｣


｢影山、いろいろごめんだけど私も徹ちゃんと同意見。

昨日それは日向にも伝えてる。
私はセッターじゃないから、改善策とか何も言ってあげれないけど、
変わるなら今しかないよ｣


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