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学校は昼までで、友達の遊びの誘いを断わり、徹ちゃんの家まで急いだ。


インターホンを鳴らすとバタバタと足音が聞こえて。


猛「徹の彼女!」


「猛くん?!

うわ、大きくなったね〜!」


前にあった時はまだ小さかったのに。


及川「猛!家の中走らない!」


猛「徹の彼女見たかった!
俺のこと知ってんの?!」


目を輝かせてこちらを見てる猛くん。


「まだ小さな時に会ったことあるんだよ〜」


猛「へぇ〜」


「私は灰谷A

Aちゃんとかお姉ちゃんって呼んでね」


猛「Aちゃん!」


可愛いなぁ!と思いながら私は猛くんの頭を撫でる。


及川「A、ご飯食べた?」


「うん、学校で食べてきた

もう行く?」


及川「もうそろそろ時間だからね」


徹ちゃんは猛くんの荷物を持って外に出てくる。


「お姉さんは?仕事?」


及川「そ

母ちゃん家にいるから他のこと任せてる」


猛くんを間に右に徹、左に私と言う並びで近くのバレー教室へと向かう。


「そっか
猛くんバレー好き?」


猛「好き!

でも難しい」


「何がいちばん難しい?」


猛「レシーブ!」


及川「だったらこのお姉ちゃんに教えてもらいな〜」


猛「Aちゃんバレーやんの?!」


「これでもリベロだったからね〜
レシーブのことはお任せあれ〜」


やった〜!と喜ぶ猛くん。


かわいいなぁ、なんて思いながらバレー教室のコーチって誰だったっけと考える。


近くの体育館までは近くて。


ちびっこバレー教室と書かれたポスターが掲示板に貼られていて。


「わ、コーチ変わってるじゃん」


及川「そりゃ俺らが行ってたの何年前だよ

それにあのコーチ、Aのおじさんに指導任せすぎて引っ越してからグダグダだったし」


「あ〜任せっきりだったね

送り迎えだけのはずが〜って言ってたの覚えてるわ」


そう考えたらほんと大人になったなぁ。


その頃なんて本気でプロバレーボール選手目指してた頃だ。


受付を済ませ、体育館の中へと入る。


親子がやはり多くて。


及川「ほら猛、行っといで」


猛「おう!」


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あう - 利用された飛雄ちゃん笑まさかの真一郎くんの登場うれしいわぁ!ありがとうございます! (3月6日 17時) (レス) @page48 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - すごく、面白いです、!!!更新頑張ってください!!! (3月2日 6時) (レス) @page38 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
あう - ヨッシャ!!ありがとうございます! (2月19日 15時) (レス) @page22 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» ちょくちょくこれからも入れていく予定です〜! (2月18日 13時) (レス) @page19 id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 不良かわいいな!おい!ちゃんと夢主は不良だったってわかる話定期的に入れてくれると嬉しいです! (2月18日 10時) (レス) @page19 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美海 | 作成日時:2024年2月12日 14時

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