. 不良からバレー部のマネージャーになりました。３

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バスが出たのはまだ日が見えているとき。


宮城に着いたのは日が落ちてからだった。


武田｢以前お伝えしたように明日は体育館の点検があるので部活はおやすみです｣


徹ちゃんからはもう着いているとの事だった。


｢お先に失礼しま〜す｣


澤村｢お〜お疲れ｣


菅原｢おつかれ〜｣


先輩たちに挨拶をして、チラリと日向と影山を見る。


校門のところに行くと、徹ちゃんが部活ジャージのまま待っていて。


｢ごめん、おまたせ｣


及川｢ん、おかえり｣


｢ただいま｣


徹ちゃんは肩にかけていた荷物を持ってくれて。


｢別にいいのに｣


及川｢俺がしたいの〜｣


横に並ぶと、空いている方の手で手を繋いで。


ほんとこんなことスっとするんだよなぁ〜


及川｢どうだった？合宿｣


｢楽しかったよ

可愛いのに東卍副総長だから誰にも手出されねぇな！って笑われた｣


及川｢いや出してくるやついないでしょ｣


｢連絡先交換とか？

まぁうちの二年が阻んでるところよく見かけるけど｣


特に清水さんのことで。


なんて笑う。


及川｢そっか〜......
次は一週間だもんね｣


｢そうだよ、寂しい？｣


及川｢うん寂しい｣


｢あはは、電話するって｣


及川｢次は人いないところでね｣


｢はぁーい｣


及川｢あ、そう言えばさ明日暇？｣


｢暇だよ？
体育館点検で部活休みなんだよね｣


及川｢じゃあさ猛のバレー教室付き合ってくんない？｣


｢猛くんもバレー始めたんだ？｣


及川｢そうだよ
姉貴に部活休みだったら連れてけって言われたからさ〜｣


｢前と同じとこ？｣


及川｢うん、そう｣


｢おっけ、じゃあ明日徹ちゃんの家行くね｣


及川｢うん、ありがと｣


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