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及川『誰?』
移動しようか迷っていると、徹ちゃんがそう聞いてきて。
「他校の主将さん」
黒尾「あ、待ってイケメンって噂なんだよね、ビデオ通話にして見せて」
「徹ちゃんはガラケーなんでビデオ通話はできないでーす
できたとしても嫌でーす」
嘘だけど。
めちゃくちゃスマホだけど。
黒尾「ちょっとぐらいいいじゃん
澤村とかに聞いてもいい反応しなかったし」
「あ〜」
及川『ちょっとAちゃんその納得した返事は何?!』
「いや絶対徹ちゃん烏野から評判悪いもん」
及川『だろうね?!』
「ま、性格悪いもんね」
及川『及川さんは居たって正常ですけど?!』
「青葉城西だけに?」
及川『やめて、寒い』
「徹ちゃんが言ったんじゃん」
あはは、と笑う。
及川『ま、いいや
とりあえず明日時間分かったら教えて
なるべく早くに』
「はぁーい」
及川『あと浮気しないでね?!』
「しないわ!」
及川『じゃ、また明日』
「うん、また明日」
電話を切り、まだいる黒尾さんを見る。
黒尾「仲良いねぇ
こんなところで電話して」
「まぁ」
黒尾「彼氏さん、男ばっかのところ許すんだ?
俺だったら自分の知らない男と二人になるってわかってたら電話切らないな〜」
「徹ちゃんは私の事信頼してるんで
何も起こらないってわかってるし、
起こったとしても対応できるってわかってるから電話切ったんですよ」
黒尾「男と女の子の力の差があっても?」
「私にそんなの通用すると思います?
手を封じられたら足、手足封じられたら頭突きしますから」
黒尾「そりゃ怖い」
「それに黒尾さんはそんな事しない」
黒尾「よく言い切れるね」
「こういう他校もいる合宿とかって、そもそも部活をしに来てますし、
他校のマネージャーに手出したなんてバレたら信頼ガタ落ちですからね」
黒尾「たしかにな〜
ま、東卍の副総長ってもう全員が知ってるわけだから誰も手なんて出せねぇわな
あと怖いし」
黒尾さんは想像したのか身震いを起こしていて。
私はそんな姿を見て笑った。
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あう - 利用された飛雄ちゃん笑まさかの真一郎くんの登場うれしいわぁ!ありがとうございます! (3月6日 17時) (レス) @page48 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - すごく、面白いです、!!!更新頑張ってください!!! (3月2日 6時) (レス) @page38 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
あう - ヨッシャ!!ありがとうございます! (2月19日 15時) (レス) @page22 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» ちょくちょくこれからも入れていく予定です〜! (2月18日 13時) (レス) @page19 id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 不良かわいいな!おい!ちゃんと夢主は不良だったってわかる話定期的に入れてくれると嬉しいです! (2月18日 10時) (レス) @page19 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2024年2月12日 14時