no title ページ20
誠也
「お前今日乗って帰るか？」
大阪でロケがあって
Aと2人ロケやったから
帰りあいつ乗るやろなぁ。て思って
気晴らしのドライブも兼ねて車できた俺
『え！今日大阪で仕事やったから
わんちゃん車でこんかなぁおもててん！
乗る乗る！家の前まで送ってや！』
「言われんでもちゃんと家まで送るわ!笑」
そんなやり取りをしつつ
2人で荷物をまとめて駐車場まで行って
『せーやくん、はい！コレ！』
そう言っておもむろに財布から
『ガソリン代と送迎のお礼！』て
「いつも言うとるけど、ほんまに要らんて笑
帰り道やしお礼なら今日の俺に付き合ってや」
『みんな要らんて言うよな。
んで代わりに言うてそうやって言うてくるねん』
毎回車乗せる時のやり取り
もう恒例のやり取りすぎて何も思わんけど
こいつなりの気遣いなんやろな。て
隣でぶつくさ言いながらシートベルト締めるAに
「ありがとうな。いつも付き合ってもらって
俺はお金渡されるよりお前と喋りながら帰る方が嬉しいから笑」
そう伝えてAの頭をポンポン。となでる
『なに⁉︎せーちゃんキャラ変したん⁉︎
いつもこんなんせーへんやん!リアコ枠になるん⁉︎」
「うるさいわ！笑 普通に思った事言うただけやのに
ワーワー言うな！笑 あと俺リアコ枠やぞ！」
『せーちゃんはイジられ枠やろ！？』
「んな訳わからん枠いらんわ!笑」
いつものワーワー言うやり取りして
改めてほんまにこいつには【メンバー】としか
みられてへんのやろなぁて痛感する。笑
こいつ鈍感そうやし
ちょっとずつ意識させていこう笑
いつかはちゃんとAに
気持ち伝えれたらええな
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作者名：ゆりか | 作成日時：2023年9月5日 1時
