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第三話 ページ4

な「まさか立候補者がいるとは思わなかったよ。どういう風の吹き回しかなぁ〜?」
美桜の見えない顔を覗き込むような目で見て言った。
な「まあ、美桜ちゃん、よろしくね♡」
そう言うと大泣きしている副担任を置いてそそくさと教室を出て行った。

み「あの、美桜....ちゃん?あの時北の森で助けてくれた子やんな?なんでパートナー引き受けてくれたん?」
聞き覚えのある名前、声に、蜜柑はドキドキしながら美桜に問いかけた。

『ふふっ 僕だよ、みかん。美桜だよ』
そう言いながら、付けていたお面を外し顔を見せた。
数年ぶりに見た美桜は少し大きくなっていたし、可愛さに大人っぽさも加わってとても素敵な人になっていた。
蜜柑は目に涙を浮かべて美桜に駆け寄り抱きついた。
それを受け止め美桜も蜜柑を抱きしめた。

み「うち、ずっと心配やってん。全く連絡とれへんし、どこ行ったんかも分からんし」
泣きじゃくる蜜柑の頭を優しく撫でながら、ごめんね。と小さく呟いた。

『これからはさ!いっっぱい遊ぼう!楽しいこと全部しよう!(みかんのことは、必ず僕が守るから)』
蜜柑の顔を見ながら満面の笑みで言った。
み「うん、うん!いっぱい楽しいことする!」

ほ「美桜、蜜柑と知り合いだったのね。」
一連の流れを見ていた蛍が美桜と蜜柑の間を割って入った。
『そうなの!美桜もびっくりしたよ〜!蜜柑と蛍がお友達だったとは!』
蛍は、今後美桜の写真を撮りやすくなったことに内心ガッツポーズをしていた。

み「そういえば、美桜は大丈夫なん?それ痛いんやろ?」
蜜柑は美桜の手にあるお面を見ながら言った。
『え?あぁ、これは趣味で付けてるお面です』
クラス中がぽかーーーーんとしていた。

そんな中、正田スミレの星階級の話で美桜と蜜柑の再会劇は幕を閉じた。

委員長の懇切丁寧な説明で軽く理解した蜜柑は、委員長とホタルに三つのバッジが着いていることに気付き、関心していた。
み「美桜は?美桜の星階級はなんなん?」
ふと疑問に思った蜜柑は美桜に聞いた。
『ん〜?美桜はねぇ〜』

蜜柑に自分の星階級を言おうとしたが、スミレに遮られた。
ス「スペシャルに決まってんでしょ!美桜ちゃんと棗くんは初等部でたった二人のスペシャルなのよ」
スミレの言葉に、買い被りすぎだよ、と言った。
み「ええええええ!美桜ってそんなすごい人やったん!?いっつもうちと一緒にじいちゃんに怒られとったのに!」
『美桜は美桜だよ。あの頃みかんとばかしてた美桜だよ

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作者名:美桜 | 作成日時:2023年8月10日 14時

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