三代目の女の子 《 3 》【EXILE TRIBE】

事情。〜HIRO side〜 ページ46

Aを会議室に呼んで、説教の始まりー



と思ったが、



説教より前にきいておくべきことがあって




「Twitterで、何かあったんだよね？」



『…なんで知って…』



「スタッフが教えてくれた。なにが、Aを苦しめた？」



『…1番は、これです……』



私はtweetを探してヒロさんに見せた。


"高校時代の同級生によると"



そうかかれている文。



『この人、私をいじめていた人が広めたんです』



「…ひどいね」



『これ以上、迷惑はかけられません…』


「これのせいで身が入ってなかったの？」



『え？』



「知ってるよ。マネージャーからいつも聞いてたし、エリーや直己からも電話もらった。」



『…』



「辞めたい？もう、やっていけない？」



俯いたまま喋らないA。




いくら心に傷を負っているとしても



それを表に出しちゃいけない。




彼女たちはそういう立場にある。




甘やかしちゃいけないとわかっているが







彼女の顔があまりにも情けないから。






「時間あげるから、ちゃんと考えて、正しい道を選びなさい。」



すると彼女は顔をあげて力なく頷いた。

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