ペチュニア

０３ ページ14

麻「ごちそうさま！お腹いっぱい」


篤「ごちそーさま」


『お粗末様でした』


矢【おっしゃれなパスタやったなー】


篤「ねー、」


誠「ん？」


篤「ちょっとハセさんに相談があるんだけどさ…」


麻「！！」


篤「ちょっとハセさん借りてい？」


『あ、うん、どーぞ』


誠を連れてベランダに出る篤人


『片付けしちゃおうっと』


食べ終わったお皿を積み重ね運ぼうとするA


麻「あ、もうちょっと後でいいんじゃない？」


『でもする事無いし…』


麻「いいよ、いいよ、あとで俺がやるよ」


『お客様にそんな申し訳ないよ』


麻「いいから、ね、座って」


『んー？』


Aは不思議そうに麻也とさっきまで座ってた席に座った
誠と篤人が何をしているのか気になったが目の前に麻也が居て分からなかった






篤「ねえ、いつまで独身キャラでいるの？」


誠「は？」


風が吹いてベランダのカーテンが揺れた


篤「いつまで独身キャラでいるのって聞いたの」


矢【キャラやったん？！】


誠「キャラって訳じゃないけど」


篤「でもテレビでも彼女いない発言してんじゃん」


誠「…Aを守りたくて」


篤「ハセさんまじめ過ぎ、確かにマスコミの餌食にされちゃうけど…」


誠「お互いが付き合ってるって理解してればいいでしょ」


篤「俺もさ女心とか知らないけどさ、Aちゃん不安になっちゃうんじゃない？」


誠「…」


篤「結婚は？しないの？」


誠「いつかはしたいと思ってるけどさ、Aの仕事の事とかもあるし、今はまだいいかなって」


篤「結婚したいんだ」


誠「俺だけの問題じゃないけどさ、誰にも渡したくないからできれば早めにしたいと思ってるよ」

篤「ふーん、じゃあいいよ戻って」


誠「もしかして、篤人」


篤「？」


誠「Aの事…」


篤「好きだよ(友達として)」


誠「？！」


篤「一人になりたいからさ先部屋戻ってくんない？」


誠「ごめん」


そう言って誠はベランダからリビングに戻った

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