私たち結婚しました〜アノ芸能人が新郎新婦になったら〜

06 ページ38

ふてくされながら永嗣くんの料理してる姿をみる


手際よくお肉を調理していってカツの準備と一緒にご飯を炊いて、サラダとお味噌汁のつくっちゃった永嗣君


『私にできる事何か無い？』


「じゃあ、そこのできてるやつ運んでくれる？」


やっぱり私にはこんなに手際よく料理をする事はできなくて


永嗣君はすごいなあっと思った


でもただ見てるだけじゃなくて、私にも何か手伝える事が無いか聞いてみた


そしたら永嗣君はニッコリ笑って私にお仕事をくれた


テーブルに並べられたバランスのいい料理をみてやっぱり自分にはスポーツ選手の奥さんどころか、結婚も無理だなあとため息をついた






『いただきます』


「いただきます」


永嗣君が作ってくれたカツを口に入れる


『ふぁー！ふっほふ、おいひい！！』
(わー！！すっごく、おいしい！！)


「ゆっくりでいいから、口の中の無くなってから喋って 笑」


『ん…すっごく美味しいよ！』


「よかった口に合って 笑」


『こんなおいしい料理がこれから食べられるなんて幸せ〜』


「Aさん料理できないもんね」


と馬鹿にしたように笑う永嗣君


『笑わないで！』


「ごめんごめん笑」


『もう…』


永嗣君の笑顔を見ると私まで笑顔になってた


「それにしても、Aさん結構食べるんだね」


『意外？』


そう聞くと永嗣君は私の身体をみて


「意外」


とまた笑った


でもその笑い方はさっきとはまた違う笑いかたで


すぐに永嗣君の本心じゃないと分かった


『思ってないくせに』


ちょっと拗ねたフリをしてみると


永嗣君は焦って


ごめん、ごめん


ごめんね？


と何度も誤ってきた



私もあまり気にしてなかったし、そろそろ永嗣君が可哀想になってきたから許してあげた

07→←05

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す