私たち結婚しました〜アノ芸能人が新郎新婦になったら〜

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始まった頃は長いと思ってた1週間が気づいたら明日が7日目になった



明日の22時に魔法が解けるとスタッフに告げられた




今日もいつも通りご飯を食べてお風呂に入って


気づいたら22:30を時計が示してた


24時間後にはもう隣に篤人はいないんだ


そう思うと泣きそうになるから今は考えるのをやめた



篤「こっち来て？」


ソファーで寝っ転がりながらパソコンをいじってる篤人が私を呼んだ


ソファーに近づくと篤人は起き上がってトントンと隣を叩くからそこに座った


「何か面白い動画でも見つけた？」


篤「面白い動画はなかったけど、面白いヤツならいたから紹介してあげる」


「面白いヤツ？」


篤「麻也ちゃん？(笑)」


「しつこい(笑)」


意地悪そうにニヤっと笑った篤人の腕を軽くグーパンチ


篤人がパソコンを繋げると画面には麻也くんが映った



麻「ウッチー久しぶり！」


パソコンの画面に映る麻也くんは自分の想像してた人とは違って



すっごくフレンドリーそうな人だった



篤「うざ」


「ウザいって酷いなあ、てかさ、隣に居るのってもしかしてAちゃん？」



篤「そう、紹介してあげるよ内田Aさん」


そう麻也くんに紹介した篤人がパソコンには映らないところで私の手をギュッと包んで嬉しくなった


「麻也くん、初めまして！」


そう言うと篤人はクスクス笑って麻也ちゃんでしょ？って言うからムッとして手を振りほどく



でもまたすぐに握り直してきた篤人の肩に少し寄りかかってニヤけないように歯を食いしばった



麻「麻也ちゃんって？」


篤「お前には教えない」


麻「俺の悪口？」


篤「さぁ？」


麻「Aちゃん、あと1日辛抱してね」


篤「は？」


麻「本当に結婚する時はウッチーみたいな人選んじゃダメだよ。俺みたいに優しい人を選びなね？」


「篤人と一緒に居て楽しいですよ」


私がそう言うと篤人は勝ち誇ったような顔を麻也くんに向けた



篤「そろそろ寝るんで夫婦の時間邪魔しないでもらえます？」



麻「え？夫婦の時間ってダメだよウッチー！テレビだよ？！え、「ブチ」



「麻也くん勘違いしたまま切られちゃって可哀想」


さっきの麻也くんのテンパり方が可笑しくてクスクス笑いながら言うと可哀想と思ってないでしょ？って笑いながら私の手を引いて寝室に向かった

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