千の夜をこえて vol.2 (ページ9)

今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:97,608 hit

ｰ58ｰページ9

.

ル「野郎共ーーーっ！島が見えたぞーーーー！！」

翌日のお昼を過ぎた頃、ナミちゃんの言う通り島に着いた。

私にとっては冒険に出て初めての島。

『島！ねぇ、ゾロ！島っ！』

ゾ「あぁ、そうだな」

『わぁー、島だぁ(ｷﾗｷﾗ』

ゾ「あんま乗り出してっと落ちるぞ(笑」

私が船首の手すりから身を乗り出していると、ゾロの注意が飛ぶ。

だがワクワクが頂点の私は、そんなのお構い無しだ。

島には高層の建物が幾つも建ち、砂浜にはカラフルなビーチパラソルが見える。

豊かな緑と鮮やかな人工物が共存するこの島は、どこからどう見ても“リゾート地”だ。

ウ「すげぇー島だなぁ！おい！」

チョ「楽しそうな島だ！」

フ「おい、船はどこに着けるんだ？」

ナ「島の右側に貸ドックがあるはずだから、そこに停めてちょうだい」

ブ「貸ドックなんてあるんですか？さすが観光に力を入れている島ですねぇ～」

サ「これなら全員船から降りても大丈夫そうだな」

ーーー·····

ナ「いーい、みんな！この島には3日間停泊するわ。その間ホテルを取ったから、部屋割りを決めるわよ！」

ル「おぉぉ！ホテルに泊まるのか、ナミ！」

ナ「そうよぉ～。せっかくリゾートに来たんだから、こんな時くらい贅沢しなきゃね♪」

ウ「ケチなナミが珍しi…」

ナ「ウソップはホテルに泊まりたくないのね(冷笑」

ウ「ぬわぁーッ？！泊まりたいです泊まりたいです！(焦」

5室借りたので各部屋2人づつ、くじ引きで部屋割りを決めると言ったナミちゃんの手には6本のクジが握られている。

『あれ？ナミちゃん、4本クジ足りないよ？』

ナ「何言ってるの！これで合ってるわよ。あんたとゾロ、ロビンと私はクジ要らないんだから」

『え？ナミちゃんとロビンちゃんはともかく、私とゾロはちゃんとくじ引きするよ』

サ「Aちゅわぁーん♡それなら俺と同じ部屋なんてどーぉ？♡」

『サンジくんと同じ部屋かぁ…それなら一緒にタバコ吸えるね！』

ル「A！俺と同じ部屋にしよーぜ！」

『ルフィくんとなら枕投げやっちゃいそぉ！』

チョ「じゃあ、俺と一緒は嫌か？！」

『嫌なわけないじゃない！でも、寝る時ギューってしてもいい？』

ブ「ヨホホ！では私もAさんと同室に立候補しましょうかねぇ～」

『ブルックさんなら寝る前にバイオリン弾いてほしいな♪あ、でも下着は見せないよ？(笑』

.