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ナ「第1回、麦わらの一味cup騎馬戦の勝者はぁ〜…」
ロ「ウソップ、ブルックペア」
ウ「よっしゃーーー！」
ブ「ヨホホホ！勝っちゃいましたぁ〜」
ブルックさんのリーチの長さに私もチョッパーくんも成すすべがなく…負けてしまった。
腰ほどまで浸かる位置で戦っていたので、みんなバシャバシャと砂浜に向かって歩く。
私はゾロから降り、水が気持ち良くてスイーッと少し平泳ぎをしながら戻っていた。
泳ぐには深さが足りなくなってザバッと立ち上がった時、胸元の心もとなさに気付いて私は驚きで声が出た。
その瞬間、自分を抱き締める形で座り込む。
そう、いつの間にかトップが外れていたのだ…
『きゃっ？！//』
ゾ「ん？…どうし…っ？！//」
サ「どうした、Aちゃ…っんーーーー？！//」
1番後ろにいた私の声に気付いてゾロとサンジくんが振り返ったが、私の姿を見て顔を真っ赤にして驚いた。
焦ったゾロがバシャバシャと駆け戻ってきて、自分が羽織っていたシャツを私に掛けてくれるとサンジくんに向かって叫ぶ。
ゾ「おい、コック！探せっ！」
サ「…っ？！テメェ、その背中…っ//」
ゾ「そんな事どうでもいいだろ！早くしろ！」
サ「チッ！言われなくても…っ！」
ゾロとサンジくんは海に潜り私の水着を探しだしたので、私もゾロのシャツの前を掻き合わすと手探りに探す。
暫くして少し離れた所からザバッと顔を出したサンジくんの手には真っ白な布が握られていた。
サ「ぶはっ…あったぞ！」
『サンジくん！ありがとう〜(涙』
サ「はい、Aちゃん。早く付けな」
『うん！』
手渡された水着を受け取り身につけようと思ったが…
『サンジくん…ちょっと向こうに行っててもらえないかな？』
サ「ん？いやいや、俺が他の奴に見えない様に隠しててあげるよ〜♡」
ゾ「どけ」
サ「あだっ？！何すんだ、このクソマリモ！！」
鼻の下を伸ばしたサンジくんにゲンコツを食らわせたゾロが、掛けてくれてたシャツを目隠しに使い、私の両手を自由にしてくれる。
その姿にチッ！と舌打ちしたサンジくんも、私のために距離をあけてくれた。
ゾ「大丈夫か？」
『うん、ありがとう』
付け終わって立ち上がるとゾロは、着てろ、と言ってまたシャツを私に掛けてくれた。
そのまま私とゾロはみんながいる砂浜へと戻ったのだが…
そこに居たみんなの顔は、ニヤニヤと妖しい笑みを浮かべていたー···
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作者名：みき | 作成日時：2020年8月9日 17時
