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ーーー麦わらの一味side
ナ「戻ってこないわね」
ロ「いったいどこまで行っちゃったのかしら」
ナ「まさかあんなにゾロがキレるなんて…」
ロ「相手が海軍だから…ってだけの理由じゃなさそうね」
ナ「それに、Aの行動も謎よね？」
ロ「そうね…あの子なら海軍と関わるのはマズイことくらい分かってたでしょうし」
ゾロ達の姿が見えなくなった方を見ながら、ナミとロビンは呟く。
そんな2人にサンジはトロピカルなジュースを手渡しながら言った。
サ「ナミさん、ロビンちゃん。あの2人なら心配いらねぇよ」
ナ「サンジくん、なんで分かるの？」
サ「Aちゃんもマリモのアレもヤキモチが原因だ。それならちゃんと話せば解決するさ」
ロ「ヤキモチ？」
サンジは自分が見たものを説明した。
それを聞いた2人は安心と呆れの混ざった表情になり、苦笑を漏らした。
ナ「もう、Aったら…大人なのか子供なのか分かんない子ね(苦笑」
ゾ「ふふ。今頃ゾロはAの可愛さで、さらに溺れてるかもしれないわよ」
2人は顔を見合せると肩を竦めた。
そして、すでに遊ぶことに戻っているルフィ達のもとへと足を進めた。
ーーーゾロside
ゾ「A」
『何？』
晴れて仲直りしたゾロとA。
手を繋いでみんなのもとへと砂浜をゆっくり歩いていた。
ゾ「お前、その格好…」
『え？あー、ナミちゃんとロビンちゃんにオモチャにされちゃった(笑』
ゾ「髪も化粧もか？」
『うん、似合わないよね(苦笑』
あんまり見ないで、とゾロの目を覆う様に伸ばしてくるAの手を掴むと足を止めた。
今のAの格好は、普段のイメージとは全く違っていて新鮮だ。
何よりAの魅力が引き立っている。
ゾ「似合ってねぇ事はねぇけど……他の野郎に見せんな」
『え？……どう言う意味？』
ゾ「………」
『ねぇ？もう1回、ちゃんと言って？』
ゾ「だぁー！もう！//可愛いっつってんだよ//」
『ふふ//ゾロありがと(照笑』
ゾロは柄にもない事を言ってしまい、照れからそっぽを向くと、隣からはクスクスと小さな笑い声が聞こえる。
Aが繋いでいる手をキュッと握ってきたので、チラッと視線を戻すと…
『ゾロ、遊ぼ？』
ゾ「は？」
『ほら！行こっ』
ゾ「お、おい！」
Aが手を引き海へと走り出すので、ゾロも引っ張られながら海へと走った。
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作者名：みき | 作成日時：2020年8月9日 17時
