千の夜をこえて vol.2 (ページ19)

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『ふあ～ぁ…』

ゾ「でけぇ口(笑」

『んっ//もぅ、誰のせいだと思ってんのよ』

ゾ「俺じゃないのは確かだな」

『どの口が言ってんの？』

ゾ「もっと…って、しがみついて離れなかったのはAだろぉが(ニヤ」

『～っ//もぅ！うるさい！//』

ハハッ、と笑うゾロのお腹にパンチをお見舞いしながら朝食の為ホテルのレストランへ向かっている私達。

レストランに着くと、もうすでに全員揃っていた。

ル「おい、遅せぇぞお前ら！」

チョ「腹減ったぞぉ～」

『ごめんごめん、ゾロがなかなか起きなくてさぁ～』

ゾ「はぁ？おめぇが化粧だなんだってやってたからじゃねぇか」

ナ「はいはい、もう分かったから」

フ「朝から見せつけてくれるじゃねぇか、おめぇら(笑」

私達が並んで座ると食事が始まったのだが、相変わらずすごい勢いで料理が無くなっていく。

食事が落ち着いた頃、ルフィくんが言った。

ル「なぁ！今日みんなでビーチ行かねぇか？そんでよ、夜はそのままBBQしよーぜ！」

ブ「輝く太陽！青い海！そして水着姿の美女…っ！ビーチいいですね！行きましょう！ヨホホホホ」

サ「その通りだ、ブルック！ビーチ…水着…最高だ♡ナミさんロビンちゃんAちゃん行こう！BBQは俺に任せてくれ(ニッ)」

ウ「お前ら少しはその下心隠せよ！」

という訳で、本日の予定が決まった。

それじゃあ…と言って立ち上がったナミちゃんを見上げると、ニコっと微笑まれた。

(あ、可愛い♡)←

私がその微笑みに見とれていると、ガシッと両側から腕が掴まれた。

何事かと思ったら、ナミちゃんとロビンちゃんに腕を掴まれていたのだ。

そのまま私は引きずられる様にして2人の部屋へと連れ込まれる。

『えっ、何なに？！』

ナ「さぁ、A！“華”になるわよ(ニヤ」

『華？』

ロ「目一杯お洒落しましょうね(ニコ」

『え、いや、私は何もしなくていいかなぁ～…なんて』

ロ「A、今何か言った？」

『…ナニモイッテマセン』

ナミちゃんの勢いとロビンちゃんの迫力に負けた私は、大人しくされるがままになるのだった。

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