ー騙しているー【南伊】 ページ21
ー貴方様sideー
「本当!?ありがとうロマーノ!!」
南伊「別に、お前が毎回毎回うるさいからだよ」
「言い続けてよかった…!」
南伊「俺にとっては迷惑だったぞこのやろー」
「ごめんって…」
南伊「あんなバカ弟のどこが好きなんだよ?」
「え?優しいし、可愛いし、後、助けてくれたから」
南伊「…そうか、じゃあもう帰れよ」
「うん!本当にありがとう!またね!」
嬉しい…!嬉しすぎる!
私がずっと好きだったフェリシアーノさんとデートじゃなくて遊ぶ機会をつくってくれるなんて…
流石ロマーノ!
よーし、予定は明日だし今日は早く寝ようっと
おやすみなさい
ー翌日ー
待ち合わせ場所に少し早めに着いてしまった
大丈夫かな、変じゃないかな?
私はさっきからずっと手鏡を見てそわそわしていた
北伊「遅れてごめんね〜!待った?」
「い、いえ!全然!大丈夫です!」
わぁ〜!
フェリシアーノさんだ〜!
北伊「それじゃあ、行こっか!」
「はい!」
本当にありがとう!
ロマーノ!
ーロマーノsideー
貴「今日は本当に楽しかったです!ありがとうございました!」
「こちらこそありがとう!すごい楽しかったよ〜。ところでさ、何か気付かない?」
貴「え?何か変わってますか?」
「そっか〜、じゃあヒントあげる!俺の目の色見て」
貴「目の…色?」
俺の顔をよく見てから彼女はやっと気付いたようだ
貴「あ、あれ?ロマーノ?」
「やっと気付きやがったか」
貴「え、な、なんで!?ロマーノ騙したの!?」
「騙されてるそっちが悪いんじゃないのか?」
貴「だとしても酷いよ!」
「俺の感情に気付いていないお前も酷いけどな」
貴「へ…?」
「お前が楽しそうにバカ弟の話しをしているときの俺の顔見たことあるか?」
貴「な、ない…かも」
「だろ?毎回毎回嫉妬でどうにかなりそうだった」
貴「し、嫉妬って…、ロマーノのが私のこと好きってこと?冗談やめてよ…」
「冗談じゃない、今日でわかった。お前別に相手が俺でもいいだろ?」
貴「は?なんでよ」
「今日1回も俺だって気付かなかったじゃないか、しかも何回も顔を赤らめてだから別に俺でもいいだろ」
貴「そ…それはっ!で、でも!私はフェリシアーノさんがいいの…」
「…フェリシアーノのならもういないぞ」
貴「え…?」
「俺が殺したからな」
だから、俺のこと好きになってくれるよな?
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作成日時:2024年3月5日 20時