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ーシロツメグサ1ー【中】 ページ19

ー貴方様sideー


ここはどこだろう


自分が誰なのか…、全部わからない


ただ、今はずっと空を眺めていたい


英「おい、そこのお前」


「え?」


後ろを振り返ると男の人が立っていた


英「ここで何やってるんだ?後、お前幽霊だよな?」


あ、そうなんだ


通りで私のことを誰も見ないんだ


とりあえず、質問に答えないと


「え、えーと、その…、私記憶が無くて…」


英「記憶がない!?だったら難しいな…」


「何が難しいんですか?」


英「お前を成仏させることだよ」


「なんで記憶がないと難しいんですか?」


英「大体未練か何かがある奴がこの世に幽霊となってとどまってるんだ」


「なるほど…、私は記憶がないから、その未練とかがわからないから成仏できないんですね!」


英「理解が早いな…、まぁ、その未練がなくなれば成仏できるんだよ」


「すごい物知りなんですね〜、私全然知りませんてした」


英「ま、まぁな…、って遅れる!」


「何に?」


英「会議だよ!あぁ…、そうだな…、よし、お前俺について来い」


「へ?」


男の人はすぐに走っていってしまったので、私はとりあえずついて行くことにした


その会議室と書かれている扉を開けると色々な人たちがいた


米「イギリス!遅刻するなんてダメじゃないか」


英「色々あったんだよ…、ってお前だって遅刻したことあるだろ!?」


どうやら、この男の人の名前はイギリスらしい


中「…ねぇ…ね?」


誰かが小さくそう呟いた


中「あ、あへん!その後ろの人…」


英「後ろって…、まさかお前視えるのか!?」


米「イギリスの言う妖精さんってやつかい?中国までおかしくなったんだぞ…」


中「いや、あへんのいう妖精さんは知らねぇあるけど、その後ろの人…ねぇねあるよな?」


ねぇね?私が?


英「ねぇねって…、お前の姉かよ?だとしたらこいつも国ってことか?」


く、国?


米「いまいち君たちが何の話しをしているのか俺は理解できないんだぞ…」


「そ、その…、私ねぇねってやつだったの?私記憶がなくて…」


米「今声が!?幽霊なんだぞ〜!!!」


英「声は聞こえるのか…」


他の人たちも何事かとこっちに集まってきた


伊「さっきから何の話ししてるの?」


英「幽霊の話しだ」


伊「ゆ、幽霊!?」


中「一旦お前ら黙るよろし!」


その一言でその場が静かになった

ーシロツメグサ2ー【中】→←ー先生ー【日】



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作成日時:2024年3月5日 20時

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