キミ、スキ。3

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「お待たせー。」

暫くして、個室をコンコンと叩き中村さんが入ってきた。

『お疲れ様です。』

「おー、程よくみんなもう酔ってるね。」

「いや、そんなことないっすよ。」

「中村さんはAの隣でお願いしまーす。」

「Aちゃんお疲れ様、横ごめんね。」

『あ、どうぞどうぞ。』

「飲み物もちょうど今届いたんですよ。はい、ジョッキ持ってーかんぱーい。」

「俺はいいんだけど、将暉と馬場さん距離近くない？」

「え？そうっすか？さっきからこんなもんすけど。」

「いつものことですね。」

「あれれ、まさか…。」

「それこの間もちゃんと言うたじゃないすか、違いますって！」

「ちょっとー、菅田くん嫌がらないでくれますー？」

「嫌がってないやん、俺は少しでもふみかの迷惑にならんよう…あ。」

『ふ、ふみか…？』

「へぇ？」

「いやー、これはあれです。酔った勢いってやつっす。」

「いや、俺らはなんも言ってないよね。」

『うん。そんなに必死にならなくても…。』

「まぁ、実際本当に違うんですけどね。菅田くんとは飲み友兼悪友？」

「悪友！悪いこと教わり過ぎないようにね？困ったらお兄さん頼っていいんだよ。」

「さすが中村さん！困ったらすぐお兄ちゃん頼りますね！」




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