14.一歩、前進 ページ14
「あ、そこで降ろしてもらっていい？」
Aちゃんがそう言ったのは
俺の家から
ホント、徒歩5分圏内のところ。
この道だって、
2日に1回は使ってるし。
もしかしたらこれからも
コンビニとかでばったり会えちゃったりするのかも。
あ、てか連絡先！
今しかない、よな…
店だとどうしても気になってしまう人目も
ここでは全然ないんだし
めちゃくちゃチャンスなのはわかってるんだけど。
口実、口実…って必死に考えてしまう
普段のヘタレな俺はできるだけ封印して
ふるふるしようよ？の男子高校生を思い浮かべる。
「Aちゃんさ、
よかったら連絡先交換しない？」
っよし、
言った！！！
声は震えてない、ハズ。
でもやっぱ
目の前のAちゃんは
ただでさえおっきめの目を
瞬きもせずぱっちりと開いてる。
「いや、理由は特にないんだけどさ。
これからde shelに行く時とか
今日みたいに店やってなかったら困るなぁって思って
だったらAちゃんに確認できたらありがたいなぁ、なんて…。
ダメかな？」
結局言い訳しちゃってるし
やっぱニノみたいには、
ふれふれ男子高校生みたいには、
なれそうもないな(笑)
「いや、もちろん大丈夫だけど。
むしろ翔くんが
あたしなんかに個人情報教えて大丈夫なの？」
Aちゃんは
今度はおメメをぱちぱちしているけど
いや、俺が知りたいから大丈夫なんですよ。はい。
「個人情報とか大げさな(笑)
30過ぎのオッサンよ？」
「やだぁ、年一緒なの知ってるくせに
そんなこと言わないで(笑)」
2人で笑いながら
スマホを取り出して
LINEを交換する。
Aちゃんが
例の、ふるふるのやり方を
レクチャーしてくれようとすんだけど
どーうしても
ワンピースから伸びる白い脚、
普段は分からない柔らかそうな髪、
いつもより自然なピンク色の唇とかに
意識を持ってかれるのが
オトコの性。
「あ、できたよっ」
スマホの画面を確認すると
連絡先が一件増えている。
「ありがと！」
「ううんこっちこそ、
いやー、芸能人の連絡先なんかいれちゃったら
もう絶対スマホ落とせないよね〜、
明日からドキドキしなきゃ(笑)」
いつかは俺にドキドキしてよ。
って、セクハラになっちゃうか(笑)
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mii(プロフ) - ミーコさん» 返信遅くなって申し訳ありません！そして本当にありがとうございます♪♪ミーコさんのためにも更新がんばりますね！2ndでもよろしくお願いします♪ (2014年12月3日 7時) (
レス) id: 4aea4e71e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - こんばんは(^^)そして、初めましてです！翔くんの今の状況が切ないんですが、、リア充に向けてどのように展開していくのか楽しみです♪miiさんのペースでかまわないんで、また続きを読ませてください！楽しみに待ってます♪ (2014年12月1日 22時) (レス) id: fb03967421 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 菜美枝さん» ありがとうございます。これからもドキドキを届けられるようがんばるので、よろしくお願いしますっ! (2014年11月14日 23時) (レス) id: 6c099399c8 (このIDを非表示/違反報告)
菜美枝 - 初めまして。すごく面白いです!無理せず更新頑張ってください。ドキドキしながら待ってます! (2014年11月14日 20時) (レス) id: 971ede83e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii | 作成日時：2014年11月9日 15時
