12.深夜のコンビニ ページ12
「どうすれば、いんだろ…」
愛車に乗って
タバコを吹かして
ハタから見れば
もう立派なオトナの男なはずだけど
悩んでることは
ニノから言わせれば中学生レベル。
ったく、
コナン君の逆バージョンかよ。
夜も遅いし、
今日の晩飯はコンビニだな。
時計をチラっとチェックして
ソッコーでそう決めて
マスクをつけて店に入り
ビールとおにぎりをカゴにいれる。
あとおでんにしよ。
「ありがとーございましたーっ」
店員さんの
夜なのに無駄に元気とも取れる挨拶に見送られ
店を出たとき
翔くんっ！
ってちっちゃい声で名前を呼ばれた気がして。
振り返ると
ラフなスウェットのミニワンピースに
いつもはきっちり留めてる髪の毛をおろして
メイクもほとんどしてないってか
なんならスッピンなんじゃないかっていう
いつもより何歳も幼く見えるAちゃんが
決まり悪そーうに笑っている。
カワイイ。
普段は間違いなくキレイ系だけど
これは絶対カワイイよ。
さっきまで沈んでたココロは
あっという間に急浮上。
俺ってほんと単純だわ(笑)
てかコンビニでばったり遭遇とか
運命じゃない？？？
「Aちゃんっ」
あーあ、また焦った感じになった。
ホントいい加減慣れろよ俺。
「よかったぁ、合ってて。
コンビニのなかで気付いたんだけど
あたしこんな恰好だし
他の人には気付かれちゃいけないし
なかなか迷って声かけられなくって。」
「ううん、声かけてくれるの嬉しいよ？
Aちゃん、今日店は？」
ホントならこの時間は
彼女にとっちゃ1番の稼ぎ時なはず。
「あぁ、
今日はマスターの用事で休みなの(笑)
だからあたしも
1人でゆっくりしてやろうと思って。」
コンビニの袋を
ぶらぶらと嬉しそうに見せるAちゃん。
でもさ、
女の子がこんな時間に1人でコンビニとか
危ないよ、
ましてやかわいいウサギちゃんなんだし。
「Aちゃん、1人でこんな時間に危なくない？」
「あたしの家、このすぐ近くなんですよ〜、
襲われるような時間もかかりません(笑)」
「えっ？！
俺もここ、1番近所のコンビニだよ！」
「うそっ！」
ねぇ、神様。
俺、これからも
ちょーーういいコにしときます！！
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mii(プロフ) - ミーコさん» 返信遅くなって申し訳ありません！そして本当にありがとうございます♪♪ミーコさんのためにも更新がんばりますね！2ndでもよろしくお願いします♪ (2014年12月3日 7時) (
レス) id: 4aea4e71e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - こんばんは(^^)そして、初めましてです！翔くんの今の状況が切ないんですが、、リア充に向けてどのように展開していくのか楽しみです♪miiさんのペースでかまわないんで、また続きを読ませてください！楽しみに待ってます♪ (2014年12月1日 22時) (レス) id: fb03967421 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 菜美枝さん» ありがとうございます。これからもドキドキを届けられるようがんばるので、よろしくお願いしますっ! (2014年11月14日 23時) (レス) id: 6c099399c8 (このIDを非表示/違反報告)
菜美枝 - 初めまして。すごく面白いです!無理せず更新頑張ってください。ドキドキしながら待ってます! (2014年11月14日 20時) (レス) id: 971ede83e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii | 作成日時：2014年11月9日 15時
