#27 胸の苦しみ（後） ページ27
クイックルワイパーを持ってきて、鼻歌歌いながら楽しそうに掃除してる。
あーだめだ。つい見てしまう。
・・・はぁ、ちゃんと集中して新聞読も。
そう思って新聞に目を向けたちょうどそのとき。
「あっ！！！！」
声がした方向を咄嗟に振り返ると、スリッパで滑ったのか、Aちゃんが階段から落ちそうになっていた。
櫻井「あぶないっ！！」
その言葉が先か、身体が先か。
俺はソファを飛び越え、階段に向かって一目散に駆け寄った。
・・・くそ、間に合わねぇ・・・そう思ったとき。
俺の前を通り過ぎ、見事にAちゃんをキャッチした奴がいた。
「あっぶなかった〜。大丈夫？ケガしてない？」
相葉くんだった。
「あ、ごめん・・・ありがとう・・・！」
相葉「もぉ〜。まじで焦ったんだから！
俺がちょうどここにいたからよかったけど、気を付けてよ？」
Aちゃんを降ろしながらそういい、頭をぽんぽんっと撫でた。
するとみるみるうちに、Aちゃんの顔が、耳が真っ赤に変わっていった。
あ・・・
そうだったんだ・・・
相葉くんのこと好きだったんだ、Aちゃんって。
これは誰がどう見てもそういうことだってわかるのに、当の相葉くんはというと。
相葉「どしたの？顔真っ赤だけど？！もしかして顔面打っちゃったりした？！」
・・・相変わらずとんちんかんなことを。
「あ、ごめん、大丈夫！///
ちょっとぶつけちゃったからかな？あはは！！」
・・・こっちはこっちで誤魔化すの下手くそだな。
・・・そっか。そうだったんだ。
よかった。本気になる前で。
2人ともお似合いだし・・・、応援しよう・・・。
・・・あれ？・・・なんかわかんねぇけど・・・胸が苦しい。
まだ本気じゃねぇし、大丈夫だと思ってたんだけど・・・。おかしいな・・・
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みかん - よろしくお願いします (2017年10月4日 10時) (
レス) id: 3b59d20649 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ 更新遅くて本当にすみません！ なるべくコンスタントに更新できるように善処します(´;ω;｀) (2017年10月2日 0時) (レス) id: f8baed29b5 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - なるべく早く続き書いていただくと嬉しいです (2017年9月30日 15時) (レス) id: 3b59d20649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii | 作成日時：2017年6月12日 0時
