三十六話 ページ37
肩にいるルナを人撫でして
ルナにも行ってくると声をかけると
ルナは扉の前で【行ってらっしゃい】とひと鳴き
ほんとに、賢い子だ
私は屋上へ出た
朝焼け、素晴らしき戦争開始を合図に
私は【翼】を広げた
機械仕掛けの大きな翼
屋上から駆け走り大空を【鳥】のように飛ぶ
腕を銃に組み換え
唖然とこちらを見つめる敵に打っ放す
その影響で煙が舞い上がり
その間に急降下
低空飛行をして敵を殺していく
時々上に飛んでは敵の密集地を確認してはまた攻撃に
それを繰り返していては敵は減っていく
が、しかし
まだまだ敵は溢れ出る
いよいよ合戦としてきた時
私は補助に回る
私はあくまでも【最終兵器】
兵士とはまた少し違うのだ
兵士が死なないよう援護して飛び回る
「あの女だ！あの女の翼を狙え！！」
敵の兵士がこちらを指さしそういった
よくある話よね
天使は翼を撃たれて地に堕ちる
私は、【天使】じゃないもの
「そう簡単に堕ちてやるものですか」
私は足を剣に変えて攻撃力を強めた
ヒトの血が私の頬を、肌を染める
生暖かく、【それ】は【生きていた】証明となった
敵国の頭を取ってやろうと
敵国の城に降り立つと
待っていたかのように男が私の元に来た
「あぁ、やっと会えたな【兵器】」
「………？」
「なんだ、覚えてないのか
俺はお前の主人だよ
さ、共に向こうの敵を滅ぼそう」
「解答不可、生憎ながら
我々国グルッペン・フューラー総統閣下です
私は貴方という
「は？あの国で俺がお前を使ってやっていたのにか？」
「私が知る
グルッペン・フューラー総統閣下しかいない」
「………………成程な、アイツはそうしたのか
最後まで俺の邪魔をしやがって……」
「私は頭の首を獲る
そうすれば勝利は確実なのだから」
そう言えば男はニヤリと笑みを浮かべた
頭首を獲るにはこいつを殺らなきゃ行けないらしい
「やれるもんならやってみな
お前には無理だ」
何故と問おうとした瞬間
右側が爆発した
「！？」
私は頭首を諦めそこから撤退する
あの男のニヤケ顔がやけに変な感覚を持たせる
これが多分【怒り】の感情
空を飛んでまた戦線に立ち敵を殺す
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彼方(プロフ) - のんたんさん» ありがとうございます。楽しんで頂けたのなら何よりです。一応後日談や番外編、これを書く上で気をつけていたこと等、書く予定ではありますので、またお会い出来ることを楽しみにしていますね。 (2020年8月8日 23時) (
レス) id: 27a2b67915 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 貴方様の作品とっても素敵でした！！気づいたら枕がびしょ濡れに､､､また会える日を楽しみにしています (2020年8月8日 18時) (レス) id: 8085edeba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇宙ノ彼方 | 作成日時：2020年4月10日 13時
