三十二話 ページ33
嫌いとは何か
確かゾム様が食事時に時々仰っていた
【なんでこれが入っとるん】
【好き嫌いはダメだ】
【なんでわざわざ俺の嫌いなもん入れるん！？】
【話聞いてたか】
【トマト食べてね】
【嫌だ】
【子供か】
「……私には皆様がお怒りになられる理由を
理解できません
私はなにかした覚えはありませんし
何を考えているかは不明ですが
ティアラ様の邪魔をした覚えもございません」
「………あなたほんとに【人間】？
どう考えたって【虐められてる】の理解できないの？
そりゃ、何やられてても【無反応】よね」
「えっと……」
「じゃあ私直々にはっきり言ってあげるね！
貴方はこの軍の皆から【嫌われ】ていて
貴方は【必要】じゃないの、なんなら【邪魔】だと感じているの
【戦争】に出ないどころか【書類仕事】も出来なくて
【使えない奴】って
だからこの軍の為に出てってくれないかしら
そうすれば皆【大助かり】なの」
「申し訳ございませんがそれは出来まかねます」
「なんで？みんなの為よ？」
「私に任された任務は
【総統閣下の護衛共に軍の保護】です
この軍からの抜ける訳には行きません」
「なんで？」
「知りませんか？
【軍から抜けた場合軍情報を一切明かさないに加え
軍の方々との関わりを全て禁ず】
それではこの軍を守ることが出来ません
それに私は【最終兵器】です
戦争に必要となる【
もしもの時私が居なくてはこの国は【滅びます】」
記憶の片隅にある
【ダメだ、行かないでくれ】
【おい兵器！さっさと前線に出ろ！】
【やめろ！彼女をもう戦わせるな！！】
【おい××××！こいつは兵器なんだ！
こいつが出なきゃここは滅びる！】
【今更遅い！！私が死ぬ最後の時まで私は彼女と…！】
【あぁ………×××××……
私はお前を……………＿＿＿＿＿＿
ごめんなぁ………辛いかもしれんが、
これからはしあ…わ…せ……に…………
ありがとう＿＿＿＿＿＿＿＿】
もう二度とそんな思いはしない
私が今度こそ、
「貴方がいた所で何が変わるって言うのよ」
「それは次の戦争でおわかりになることが
出来るのではないでしょうか」
「それって」
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彼方(プロフ) - のんたんさん» ありがとうございます。楽しんで頂けたのなら何よりです。一応後日談や番外編、これを書く上で気をつけていたこと等、書く予定ではありますので、またお会い出来ることを楽しみにしていますね。 (2020年8月8日 23時) (
レス) id: 27a2b67915 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 貴方様の作品とっても素敵でした！！気づいたら枕がびしょ濡れに､､､また会える日を楽しみにしています (2020年8月8日 18時) (レス) id: 8085edeba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇宙ノ彼方 | 作成日時：2020年4月10日 13時
