二十二話 ページ23
そして
Dr.が話していた次の策が起きてしまった
ティアラ様が倒れておられた
勿論私は直ぐに駆け寄り呼吸の確認をした
呼吸があり私はほっとしたが
何がありこんなことになっているんだと
周りを見渡す
辺りは沢山の血が四方八方に付着しており
匂いも血腥いので血自体は本物だろう
この血はティアラ様のものなのかは判別不可
ティアラ様の身体は傷ばかり
敵の侵入経路はどうだろう
ダクトの蓋はしっかりと塞がっており
誰かが出入りした形跡はなし
あったとしても最近ではないし、出入りはゾム様だろう
窓は割られていないし辺りに土の付着物もない
なら扉から普通に来たのだろう
武器は無し
血の付着の仕方を見たが
これはよくわかない
例えば切られたとしたら血飛沫の様に
横に飛び散るようになるはず
撃たれたのだとしたら
カーペットと後ろの壁だけに着くはず
これじゃ乱暴に殴り蹴りをされたような乱雑な付き方
しかも殴り蹴りだけではここまでベッタリと
血の跡はつかない
まるで後からつけた血のような……
でもそうなるとそうする理由は？
自作自演？でも意識はないはず……
謎ばかりで首を傾げていると
ティアラ〜？と幹部様の声が聞こえた
「あぁ、丁度良かったゾム様助けてくださいまし」
「は？なんであんたがここにおんねん………
ってティアラ！？おい！どうした！！？」
ティアラ様が倒れているところをみたゾム様は
目を見開き駆け寄るとすぐさまこちらをバッと見た
「お前なん？またお前がやったんか」
「えっと、」
「お前まじぐう屑やな
おいグルッペン、マジでこの屑辞めさせぇや」
耳に手を当てそう言うゾム様
インカムでしょうか
ロボロ様が幹部様は
皆所持しているとお話されていました
そんなことを考えてる間に
皆様集まったご様子
総統閣下はティアラ様を医務室に運ぶよう部下に命令し
ティアラ様は兵士様方に運ばれて行った
皆様私を睨んでいる中
総統閣下は冷静に、でもどこか笑っているような顔で
私に話しかけた
「スィ、お前は俺の命令は聞くんだよな」
そうか、今度はちゃんと対処が可能だから、
「勿論でございます、
「なら命令だ、スィ、
今回、お前はティアラに何か手を出したか」
「いえ全く」
その言葉に皆様はもっと睨みつけ
私は恐怖を抑え手を強く握った
「なら何故ここにいる」
「ティアラ様に
夕刻、ここに来るよう呼ばれておりました」
「何か証明になりそうなものはあるか？」
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彼方(プロフ) - のんたんさん» ありがとうございます。楽しんで頂けたのなら何よりです。一応後日談や番外編、これを書く上で気をつけていたこと等、書く予定ではありますので、またお会い出来ることを楽しみにしていますね。 (2020年8月8日 23時) (
レス) id: 27a2b67915 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 貴方様の作品とっても素敵でした！！気づいたら枕がびしょ濡れに､､､また会える日を楽しみにしています (2020年8月8日 18時) (レス) id: 8085edeba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇宙ノ彼方 | 作成日時：2020年4月10日 13時
