平成の二人のシャーロックホームズ。 ページ40
NOside
一方、毛利探偵事務所では、毛利小五郎が紙面を殴っていた。
毛「くそぉぉぉ!このやろ!このやろ!この野郎!」
蘭「良い加減にしたら、お父さん。」
毛「高校生の分際で探偵なんぞやるから、俺の仕事が減っちまうんだ!」
蘭「しょうがないじゃない。新一もAも優秀なんだもの。」
毛「こっちは生活がかかってるんだ!」
蘭「…行ってきまーす。」
毛「何処へでも行ってこい!」
家電屋では、テレビに新一とAの姿が映っていた。
TV「名探偵工藤新一と赤髪の少女。平成の二人のシャーロックホームズ…」
その前を新一が笑い乍通って行った。
新「はっはっはっは!」
女生徒1「カッコいいよね〜工藤新一って。」
女生徒2「あたしラブレター書いちゃおうかな〜。あ、赤髪の少女にも!」
女生徒3「赤髪の少女、一瞬映った顔が滅茶苦茶美人だった!」
新一はニヤニヤとし乍通り過ぎた。
新「ふふふ…ぐぇ!」
新一の顔に体操着が当たった。
蘭「バッカみたい。ヘラヘラしちゃって。」
「お早う、新一。」
同級生の毛利蘭と織田Aだった。
新「なぁに怒ってんだよ、蘭。」
蘭「別に〜。新一が活躍している所為で私のお父さんの仕事が減ってるからって怒ってなんかいませんよぅ。」
新「お父さんに仕事が来ないのは俺の所為じゃ無くて腕の所為だろ。笑」
蘭「おっほっほ…」
バキィ!
蘭が殴った電柱が割れた。
蘭「だから、怒ってないって言ってるでしょ♡」
「器物損害…」
新「さ、流石空手部師匠…。と言うか、活躍ならAもしてるだろ!」
蘭「だってAは表向きには名前伏せてるもん。赤髪の少女、織田って言われてるのよ。」
目暮警部が織田君と呼んでいるのを記者に聞かれた為、苗字のみ解っているのだ。
新「其れはそうだが…」
蘭「其れに、Aの本業は小説家だもの。新聞でもテレビでも天才作家って!」
「…小説家でも天才なんかでもない。小説の練習のために書き散らした駄文が、偶然ある出版会社の目に留まった。其れで、他にも小説を執筆しないか、と誘われた。それだけだ。」
蘭「十分凄いって!」
新「俺との差!」
校庭に入ると、新一の足元にサッカーボールが転がってきた。
新一はリフティングをし、ゴールにシュートした。
蘭「サッカー部辞めてなかったら、今頃国立のヒーローだったのに…」
240人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーちゃん(プロフ) - ももなさん» 有難う御座います!映画は私も好きなんですけど、今家で見れないんですよね…見れる様になったら書かせていただきますね! (2023年3月20日 22時) (レス) id: a7af126f59 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - いつも楽しく見させていただいております。映画絶海の探偵、沈黙の15分、が大好きなのでぜひ見れたら嬉しいです!これからも楽しみにしてますっ応援してます! (2023年3月15日 8時) (レス) id: 0e40bbadac (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - kanayamamoto112さん» 有難う御座います!完全に私の好みなのですが、気に入って頂けたなら幸いです! (2023年3月12日 0時) (レス) @page49 id: a7af126f59 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - 作者さん無口でクールビューティーで小説家のヒロインちゃん好きです。続きと長野県警大和警部と由衣刑事コンビとの絡み楽しみです。甲斐巡査の登場楽しみです。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんと服部君と和葉ちゃんとの絡み楽しみです。作者さんありがとうございます。続き楽しみに待ってます。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みたらし | 作成日時:2023年2月22日 1時