帰路。 ページ16
Aside
私は今帰路についている。
瞬間移動もできるのだが、風が涼しく心地良いので歩いていた。
…結論からすると、ナンパ男に絡まれた。
私なんかを誘うなんて、よほど暇なのだろうか。
男1「つれないこと言わないでさ〜 一緒に遊ぼうよ〜！」
男2「きっと楽しいよ〜」
怪我をしている腕をしっかり掴まれている。結構痛い。
一般人相手に異能を使うのは気が引ける。
如何しようか…と考えていると、背後から殺気の籠った声が聞こえてきた。
太宰side
彼女のマンションまでの道を小走りで行くと、Aちゃんが男達に絡まれているのが見えた。
腕を掴まれている。しかも怪我をしている方の腕だ。
血が滲んできているし、彼女も顔を顰めている事から、痛むのだろう。
自分が思っているよりも鋭い声がでた。
太「やあ君達、何をしているんだい？」
笑顔ではあるものの、きっと今の私の目は全く笑っていないだろう。
男1「ひぇっ！」
男2「な、何だよ！？ 俺達は此奴と遊ぶんだよ！」
「遊ばないってば。」
太「ほら、彼女もそう言っているよ？」
男1「おい、もうやめようぜ…」
男2「う、うるせぇ！ おいガキ、テメェも大人しくついてこいよ！」
そう言った男は、Aちゃんの腕を引っ張った。
「っつ！」
Aちゃんは生理的な涙を浮かべた。血も更に滲んできている。
ブチっと私の何かが切れた音がした。
太「…早急に私達の前から消え給え。」
常人に浴びせてはいけない量の殺気を出してそう言うと、男達は怯えて逃げていった。
Aside
正直驚いた。
太宰さんが来たことも予想外だったし、何より私の為にここまで怒ってくれるとは思わなかった。
太「…もっと早く来ればよかったね。守れなくてごめん。」
「…嬉しかったです。」
太「え？」
「来てくれて、安心しました。ありがとうございます。」
「もう遅いし、ウチ来ます？」
太「！…ついでに、怪我の手当てもさせてくれないかい？」
「わかりました。 もう、瞬間移動で行きますか。」
太「え、私は異能が効かな」
「？着きましたよ？」
太「…凄いね、君の異能。(まさか人間失格が効かないなんて。)」
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みーちゃん(プロフ) - Kさん» 有難う御座います！ (2023年3月21日 22時) (
レス) id: a7af126f59 (このIDを非表示/違反報告)
K - ゲームが上手い人って憧れますよね！応援してます！ (2023年3月21日 20時) (レス) @page30 id: 3ab525940f (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 結愛さん» 有難う御座います！ コメント嬉し過ぎる… (2023年3月5日 9時) (レス) id: a7af126f59 (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年3月4日 19時) (レス) @page18 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みたらし | 作成日時：2023年2月24日 18時
