君はぐりーんeighter。３((green))

65.俺の気持ち ページ17

安｢ちょっ！落ち着けって…｣




急に大声出した俺に驚いてる安。

でも、落ち着けるわけないやろ。



安｢やっぱ、Aちゃんか。｣




あぁもう、最悪や。

つい、口に出してしもた。




安｢この前、Aちゃんと
ｹｰｷ食べに行ったときにな……｣



忠｢そんな話、聞きたない。｣




安とAちゃんが会ってる話なんて

今、いっちばん聞きたない話やねんけど。




安｢大倉、聞いて。｣



忠｢嫌や、｣




安の話を聞かないように
耳を塞いで、机にうつ伏せる。

でも、安の声はちゃんと耳に届いてた。




安｢Aちゃん、大倉の話した時な
めっちゃ悲しそうな顔してん。｣



それは、あんなことがあったからやん。




安｢そのあと、大倉が元気か聞いてきやってん。｣




それは、ﾌｧﾝとしてなんやろ？




安｢俺が、会ったり連絡したり
してへんのって聞いたらな、｣




してへんよ、

Aちゃんが最後にするって
ゆうたんやもん。




安｢今さら、もう遅いねん。
って泣き出してもうたんやで？｣


………どうゆうこと？




安｢なぁ聞いてるんやろ、大倉。
これがつまり、どうゆうことかわかる？｣




そんなんゆわれても、

ただのﾌｧﾝに戻りたいって
Aちゃんは思ってるんやで？

俺にどうせぇゆうねん。




安｢Aちゃん、明日大学昼までらしいで。｣




Aちゃんの気持ち関係なく
お前の気持ちはどうやねん。

そう言い残して安は帰っていった。

66.いけめんお兄さん *→←64.わかるわけない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す