白が朱に染まる【wrwrd】 (ページ4)

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3話ページ4

合図と共に、男は俺目掛けてナイフを振り回しながら突進してきた。

軽やかに避け、少し力を入れて横腹を蹴る。

すると男は呆気なく壁の方にぶっ飛ばされ背中を強打し、そのまま気絶した。

周りからの視線がとてもとても痛い!!!!!

俺が放心していると、コネシマさんが俺の肩を掴み

kn「凄いな！お前の勝ちやでw次の対戦まで休憩しとき！！！」

と言ってくれた。全く疲れてもないけどね。

『ありがとうございます～(汗)』

そそくさとその場から離れ、俺は試験会場を散歩することにした。

会場と言っても城の訓練場なんだけどね

ゆっくりと歩いて行くと中庭に着いた

丁寧に整備された花壇に、綺麗な花が咲いている。
とても気持ちが落ち着く.......

？「そこで何してるの？」

いきなり白服のマスクをした人に声を掛けられた。
少し驚いたが表情には出さず落ち着いて話した。

『早く勝負が終わったもので、散歩してたんです。綺麗な花はとても素晴らしいですね......』

ht「そうなんだ、俺ひとらんらん。花は心を癒してくれる.........君も花好きなんだ。」

『好きですよ、よく母さん達と育ててました。俺Aって言います。』

ひとらんらんさんと中庭のベンチで花や野菜、動物の話をしていた。この城にも温室とか家畜小屋があるらしい。｢興味があるならいつでもおいで」と言われてしまった......

2人で盛り上がっていると中庭から見える2回の通路で総統様が歩いていたのを見つけた。
その後ろから先程肩をぶつけた男性が追いかけている。さっきアイツから火薬の匂いがした.....これはまずい......

『ひとらんさん、すいません。後でお話しましょう』

ht「えっ、どうしたn」

俺は立ち上がり助走をつけて壁を蹴って登り、男の前に立ち塞がって腕と首を一瞬で掴み地面に押し付けた。

此方を振り向いた総統様は目を見開き、俺と男を交互に見た

？「ぐあっ！！！？離せ！！！」

『黙れ、お前から少量だけだが火薬の匂いがする....拳銃とか隠し持ってんとちゃうやろな？』

暴れた拍子に男の懐から拳銃がポロリと出てきた

『やはりか.....とりあえずお前を幹部様に突き出すからな』

gr「ふははははwwww｣

突然総統様が笑いだした。
あまりに突然の事で目を見開いた

gr「んふふwwwすまないwとりあえず手を離してやってくれwww」

？「グルッペン、お前笑ってんとちゃうぞ」

『はえ.........』ゆっくりと男から手を離す

？「いったぁぁぁ.........折れるかと思ったわ」

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