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HJ side
日本から帰ってまた忙しない日々が始まった。
この前までの休暇は夢でも見てたのかって思う。
1日が24時間なんかじゃ足りないくらい
予定が詰め込まれていて。
飛行機で海外に飛んではまた戻り。
1日の中で時々思い出したかのように
Aにメッセージを送って。
1ヶ月に1回は駄々を捏ねて送ってもらう
最新のAの写真を見ては元気を出したりして。
「何、男もいるじゃん...」
今月のは3人で写っている写真で、
Aのほかに女の子1人と男1人。
その男の人は?と打ちかけては消して、
結局"髪切った?かわいいね"と送る。
ちゃっかり保存した写真をじっと見てると
後ろから忍び寄ったチャンビニヒョンが肩に
太い腕を回して覗き込んでくる。
「わ、何。」
別にやましいことなんてないのに
思わずスマホを伏せた俺にヒョンが噛み付く。
CB「なんか隠したな?」
「隠してないよ、別に。」
CB「ヒョンにだけ教えて。」
「いや、ほんとに、」
CB「ヤー!ヒョンジニがなんか隠した!」
あ、と思った時には時すでに遅し。
ヒョンの騒音レベルの声が控え室で思い思いに過ごしていた
他のメンバーに届く。
1番に駆け寄ってきたのは悪ガキみたいな表情のハニ。
2番は不思議そうな顔をしたチャニヒョン。
3番はつられたように近づいてくるリクス。
少し離れたところから
こちらをチラッと見るイエナとスンミナ。
全く我関せずなリノヒョン。
「ほんとに何でもないってば。」
HN「うっそだ〜」
BC「ならヒョンたちにも見せてよ。」
こうゆうところで3RACHAは一丸となって喰らい付いてくる。
俺が立ち上がって逃げようとすると
「僕も気になる」と言うリクス。
「別に、友達の写真見てただけ。」
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作者名:み | 作成日時:2023年12月17日 22時