そばに (ページ8)

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Aside

「一生懸命」
本当にこの言葉がぴったりなくらいに
目の前で練習をするみなさん。

それなのに合間では少しふざけたりもして。

楽しいことや好きなことが苦しく思うことはないのだろうか
もし苦しいならそれに何で耐えれるのだろうか
努力はどこまでいったら我慢に変わってしまうのだろうか。

ぼーっとしながら
勝手に頭の中で色んな考え事が回ってしまうのが
癖になったのか。

振り払うように近くにあったみなさんの服を畳む。

近くにいたスタッフに
そんなのほっとけばいいから大丈夫！
と慣れたように言われるけど
自分の気を紛らわすためだから、とへらっと笑う。

練習も終わって、
すぐに帰る準備をするメンバーもいれば
床にべたっと倒れたまま動かないメンバーもいる。

一番最初に荷物の方に来たバンチャンさんが
畳まれている服を大切そうに両手で持ち上げた。

「ありがとう。」

癖なのか、しっかり目を合わせて言葉をかけてくるのに
慣れない。

『どういたしまして。』

笑い返すと少しホッとしたような顔をする。

CB「畳んである〜ありがとう、A〜」

あれ、今日初めましてでしたよね？ってくらい
自然な呼び捨てと頭をわしゃわしゃと撫で回される。

HJ「お、ほんとだ！ヌナたち見て見ぬ振りするから、笑」

SM「自分でちゃんと畳まないのが悪いよ」

そう言ってちゃんと自分で畳んでいた服を持ち上げる
スンミンさん。

LK「そっか、ヌナの妹、って思ってたからあれだけど
ウリイエニより年下だもんね。Aって呼んであげなきゃ〜Aや〜ありがとう。」

1人で勝手に喋って納得するリノさん。

IN「僕より年下だもんね！」

FL「練習生でもないのにそんな年気にしなくても、、」

BC「騒がしいけど仲良くしてね、笑」

『頑張ります。笑』

初日から圧倒されるけどこれに慣れていかなきゃ。