検索窓
今日:74 hit、昨日:194 hit、合計:52,721 hit

4 ページ5

Aside

BC「でも、バイトってどんなことするの?」

サナ「カムバ控えてるグループあるから
そのお手伝いとか、とにかく人手がって聞いたけど、」

曖昧なサナちゃんの言葉。

CB「お!俺らもカムバ!」

サナ「もしかしたらお世話になるかもだからAのこと、
よろしくね〜」

サナちゃんたちの会話に愛想笑いをしながら
さっさとこの時間が終わればいいな、と窓の外を見る。

BC「さ!そろそろ行こうか?」

バンチャンさんがそう言うとすっと立ち上がる2人。

ようやく居心地悪いのから解き放たれる...。

ほっとして目線を上げるとこちらを覗く瞳と目が合う。

優しくふわりと笑うのに、
何か見透かされているようなその笑顔が苦手で
軽く会釈してそのまま目を逸らした。

またね〜と手を振りながら離れていくのを見送る。

『バンチャンさん?はサナちゃんと同い年なの?』

サナ「ううん〜私の1個下なんだけどね、練習生でずっと一緒で仲良くしてくれてたから。」

『そっか。』

サナ「みんないい子たちやから関わることあったらよくしてあげて!」

眩しいくらいの笑顔でこっちを見てくるサナちゃん。

この会社にいる人たちは本当に家族のような関係性
なんだろうな、って少し羨ましく思う。

反対に、自分が広い交友関係を持つ方じゃないからこそ
そんなにたくさん仲が良くて大切な人がいるのは
どんな気持ちなんだろうか、とも思う。

『サナちゃんも、忙しい?』

サナ「うーん、まあね〜。でもせっかく韓国にいるし
休みの日は一緒に買い物行こうね!」

ほんとはそんな気分じゃないんだ、とは言えず
でも簡単に口約束する気にもなれず
へらっと笑って誤魔化した。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
443人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuri(プロフ) - この作品が大好きです!更新待ってます🫶🏻 (4月25日 19時) (レス) @page39 id: 1890c5fb44 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年2月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。