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BC side

自分の部屋に入るのに
いつもいない人がいるからやけに緊張して
こそこそとベッド横の作業台に向かう。

自分の夜食と、チャンビンたちが買ってきてくれた
Aの飲み物と薬を持って。

起きたら飲ませようかな、
冷えピタ貼ったら起きちゃうかな、

さっきまであんなに近くにいたのに
一度離れてしまうとどうしたらいいか分からなくて
一旦ベッドの横に椅子を寄せて座る。

間接照明のせいで顔が赤いのかも分からず
そっとおでこに手を乗せた。

まだ熱いおでこにため息を吐く。

BC「可哀想だけど...起こして薬飲んだ方がいいよね...」

とりあえず冷えピタをおでこに貼ると
ぎゅうっと眉間に皺がよる。

BC「A...起きれる?薬飲もう、」

小さい声で話しかけると
うっすら開いた目がぱちぱちと瞬く。

BC「薬買って来てもらったから、飲める?」

『はい...』

泣いたからか喉が渇いているからか少し掠れた声で頷く。

ひとまず良かった、とホッとして飲み終えた
ペットボトルを受け取ると、
『私、帰ります。』
と聞き捨てならない一言。

BC「え?」

この状態で?

『焼肉で服臭うし、疲れてるバンチャンさんのベッドを奪ってほんとうにごめんなさい。』

泣き腫らした顔で熱のある体で何を言っているのだろうか。

BC「においなんて気にならないし、
俺はどこでも寝れるから大丈夫だよ。
それよりも1人で倒れてたらと思うとゾッとするよ。」

でも、とまだ何か続けるAに妥協案を出す。

BC「そんなに気になるなら、服貸すから着替える?
帰りたいならAの部屋に帰ってもいいけど、
俺もついて行くよ。」

悩みに悩んで、着替えを選んだAに1番小さめの
スウェットを渡して部屋を出る。

少ししてドアが開いて迎え入れられる。

BC「薬も飲んだし、Aはもう1回寝て。
部屋に帰るのは熱が下がってからの話だからね。」

今日は作業はやめよう、
とクローゼットから毛布を取り出して
おやすみ、と声をかける。

『私がソファで寝ます。』

また何を言ってるんだ、この子は。

BC「そんなことさせるわけないでしょ?」

それでも譲らないAに呆れて
ぐっと抱き上げてベッドに入る。

BC「うん、これがいいね。Aの生存確認できるし。」

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yuri(プロフ) - この作品が大好きです!更新待ってます🫶🏻 (4月25日 19時) (レス) @page39 id: 1890c5fb44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年2月5日 22時

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