たまにはいいじゃん。 (ページ6)

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木村「座薬を押し込む。」

田島「座薬って···」

許「やるなら迅が寝てからのほうがいいんじゃないの？」

木村「それができてたら、ふたりのことを

呼びつけたりはしないんだよ苦笑」

柾哉に呼ばれたと思ったたら、まさかの座薬発言。

この状態では確かに座薬しか方法がないんだろうけど。

でも、これが辛いことには変わりない。

人の前でやられることは、差中心しか無いし、

俺なら意地でもやりたくない。

でも、これが嫌だとなれば、病院に行って点滴をしてもらうしか無い。

つまり、はじめから迅にある選択肢は

どちらにしてもあってないようなものだったのだ。

松田「ましゃ兄···？

待って、！なにするの？！」

木村「フェンファン、冷蔵庫から取ってきて。

ついでにブランケットも。

たじ。俺が合図したら、ブランケットで体を固定して。

その間に容赦なく押し込むから。」

松田「やだ、やだっ！ましゃ兄、やめて!!!」

許「柾哉！取ってきた！

将吾、ブランケット！」

木村「せーのっ！」

田島「すぐにおわるからね〜。」

木村「迅〜。力抜こうね〜。」

恥ずかしさからなのか、涙を流し始めた迅。

柾哉くんが呼吸指導を必死にやってくれてるお陰で、

辛い時間はすぐに終わった。

迅にズボンを履かせ終わる頃には、

既にすやすやと眠っていて。

あどけない寝顔に、ああ。やっぱりうちのマンネは

かわいいなぁ。と、改めて思った。