たまにはいいじゃん。 (ページ3)

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木村「迅。もう帰ろ？洸人が離しつけといてくれたしさ」

西「俺さ、マネージャーさんと一緒に話し付けに行ったんだよね。迅を早く帰すためにさ。

あ〜あ、じんたんは帰ってくれないんだ〜。

せっかく頑張ったのにな〜！」

木村「うわ、性格悪！」

松田「わかった、わかったけどさ。」

木村「けどさ？」

松田「2人共、俺より忙しいでしょ？」

木村「今のあなたに言われましてもね〜。」

ついに強制ストップがかかりました。

いや、自分の熱が十分な程に高いことや、2人にばれる可能性が高いこともわかってたよ？

でもさ、反撃する前に話が終わってるなんてわかるわけないじゃん。

それに、2人と撮れる機会なんて滅多にないから、多少のコンディションの悪さにも目を瞑って頑張ってきたのに。

それに······

松田「ましゃ兄はさ。今までもダンス系のお仕事が来たときも華麗に熟してさ。

それに最近では朝の情報番組にも出てて

INIを広めてくれてるでしょ？」

木村「ははっ、急にどうしたの？」

松田「洸人くんもさ、逃走中に出て、俺のことを気にしてくれたり、

最後まで頑張ってくれてたでしょ？」

西「俺は9割方金の亡者だったけどな。」

松田「まあ、それはそうだったけど···笑だからね。この2人と取れる機会なんて、

ほんとに奇跡的な程に少なかったの。」

いつも、メンバーの顔として頑張ってくれてる2人との撮影なんて、

滅多にあることではなくて。

寧ろ貴重なことだから、何があっても通すつもりだったし。

この後に来る皆が楽しみにしていることを、俺１人のせいで潰すことなんてできるわけがなかった。

でも結局はバレた上におんぶまでしてもらって車まで運ばれて。

２人にも、残りのメンバーの８人にも合わせる顔なんて

どこにもなかった。