黒い天使と過ごした俺の大切な3日間-ar.in&tk.in-

プロローグ ページ1

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俺の名前は伊野尾慧

付き合って3年、現在同棲を始めて半年になる恋人がいる。





会社の先輩で、イケメンなのにいつも優しくてさ、「伊野尾くんおつかれ」って持ってきてくれるホットココアと心地のいい声にいつも癒されてた。

そんな先輩にある日突然告白されて、付き合うことにした。
それからというもの時々小さな喧嘩はあれど、毎日毎日幸せで
ずっと、上手くいってた。






____ここ最近までは。






最近は、俺に隠れてこそこそ電話してたり
スマホを触る時間も増えた気がする。






あまりに不安でお風呂入ってる間にこっそり見ようとしたら
まさか、ロックがかかってた。






今まではわりとオープンで、横から覗いたって気にせずいてくれてた人だから
こんな事一度もなかったのに。






疑っちゃいけないって思いながらも
どうしても不安が募って仕方なかった。






雄「今日も残業で遅くなるから先に飯食ってて」


慧「…そっか」


雄「ごめんね」






俺だって馬鹿じゃない。






浮気してる事くらい、一目瞭然だった。






怒りなのか不安なのかなんなのか分からない、
カタカタと気持ち悪い震えが止まらなくて






もう、後をつけるしかない、って。

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