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♪はっぴばーすでいとぅーゆー
♪はっぴばーすでいとぅーゆー
♪はっぴばーすでいでぃーあだーいちゃーん
♪はっぴばーすでいとぅーゆー…
゛おめでと大ちゃん!これ…僕からのプレゼント゛
゛わぁー大きい!ありがとうお兄ちゃん゛
この日は母が仕事でいなくて
いのちゃんが砂と木の枝でケーキを作ってくれた。
そのまねっこケーキのロウソクをフーと吹き消した俺に
いのちゃんから手渡されたのは、両手でしか持てないくらい大きな箱だった。
けど大きな箱の中に入ってたのは、開けても開けてもだんだん小さくなるだけの箱、箱、箱…
大「これ、全部箱?」
慧「違うよ!」
嫌になるほど箱を開けてやがて出てきたのは、小さな紙きれたった1枚だった。
『お助け券』
大「なにこれ…」
慧「これはぁ、俺がいつでも大ちゃんを助ける券!注意書きも見てね!」
大「えと…なくしてもいっしょうゆうこう…どういう意味??」
慧「僕がずっと大ちゃんを守るよって意味」
この時いのちゃんがずっと腰に手を当ててドヤ顔してる意味もわからなくて、
゛別にいらない゛って握りしめてクシャクシャと音を立てた塊を
その場にポロリとわざと落とした。
慧「あっ…、っ…。」
それを見ていのちゃんも泣きそうな顔をしてたね。
今になってやっと分かるよ、あれがどれだけ大変な決意の塊だったか。
あぁ。捨てたりするんじゃ…なかったな…
いのちゃん、会いたいよ。助けて。
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慧「大ちゃん、大ちゃん、聞こえる?大ちゃん!」
ほんやりする意識の中
夢を見ていたのかと目を開けるとそこには
髪の少し伸びたいのちゃんが
俺の顔を覗き込んでた。
大「あれ…いのちゃん医者のコスプレでも」
してるの?と聞いた俺に向かって思い切り首を横に振った。
だって白衣を着て、首から聴診器をぶら下げて
目に涙をためてるんだよ、変なの。
慧「やっと助けられた…この日をずっと待ってた」
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ありぱん(プロフ) - 月さん» なるほど!理解しました!わざわざありがとうございます! (2018年3月17日 17時) (レス) id: 45ce99767c (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - ありぱんさん» ありがとうございます。ですがいのありが好きで見てる方もいると思いますし、ありいのが地雷だという方もいるのでよければ変えていただきたいです。BLとはそういうものなのでよければ理解していただきたいです、、。よろしくお願いします。 (2018年3月17日 14時) (レス) id: c9aecb8f6b (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます!わたしの中でいのありはいのありでしかなくて...やぶひか、と同じ感覚です。よくわかないですよね?ただどっちがとか関係なくて、いのありとしか呼んでないのです。すいません...! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 45ce99767c (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - はじめまして!こちらの作品はありいのですか?ありいのでしたらタイトルをinarではなくarinに変えた方がいいと思います! (2018年3月13日 16時) (レス) id: c9aecb8f6b (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 苺米さん» はじめまして!コメントありがとうございます☆その解釈だとありいのでしょうかー??応援ありがとうございます!! (2018年3月8日 23時) (レス) id: 356b78428f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありぱん | 作成日時:2018年3月7日 11時