40 ページ40
・
会ったらごめんねって言おうと思ってたのに
木陰にだらんと片足を投げ出して座り込むいのちゃんを見つけた時
ほっとしたと同時、堪えてたイライラを吐き出しててしまうあたり
大「…もうっバカ!やっと見つけたわ!」
だから俺はダメなんだと思う。
いのちゃんは、下を向いたままポツリ、ごめんと言っていたけど。
そしていのちゃんから、隠れてたけどいい加減見つけてほしくて出てきたって聞いた時は少し笑ってしまった。
大「分かったよね?キャンプ無理な理由」
慧「うん」
大「じゃあ行こ、みんな待ってる」
いのちゃんの頭を支えにするように頭をポンとしながら立ち上がった時
ずる袖の先がパフッと俺の手のひらにヒットした。
俺が、ん?と見た時に、ポフンともう一度。
大「何だよ!ほら手」
慧「…ぅん」
俺が差し出した手を握って元気なく立ち上がったいのちゃんの手を
そのままぐんと引き寄せてやった。
慧「ゎあっ…」
だいぶつんのめって前のめりになった薄っぺらい体を
そのまま抱きとめるように、抱きしめた。
大「心配したんだからな」
慧「っ…ごめん」
困らせられてばっかだけどちゃんと伝えようと
深呼吸のように細長く息を吐いた。
大「かくれんぼの時も、転んだ時も、いつもいつも」
必死に説明するみたいに伝えた気持ちを
ゆっくりと相槌を打ちながら聞いてくれたいのちゃんだけど
大「…だからいないと困るし、あんな事思ってない」
慧「え?どういう事?」
大「だから…」
233人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありぱん(プロフ) - 月さん» なるほど!理解しました!わざわざありがとうございます! (2018年3月17日 17時) (レス) id: 45ce99767c (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - ありぱんさん» ありがとうございます。ですがいのありが好きで見てる方もいると思いますし、ありいのが地雷だという方もいるのでよければ変えていただきたいです。BLとはそういうものなのでよければ理解していただきたいです、、。よろしくお願いします。 (2018年3月17日 14時) (レス) id: c9aecb8f6b (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます!わたしの中でいのありはいのありでしかなくて...やぶひか、と同じ感覚です。よくわかないですよね?ただどっちがとか関係なくて、いのありとしか呼んでないのです。すいません...! (2018年3月16日 19時) (レス) id: 45ce99767c (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - はじめまして!こちらの作品はありいのですか?ありいのでしたらタイトルをinarではなくarinに変えた方がいいと思います! (2018年3月13日 16時) (レス) id: c9aecb8f6b (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 苺米さん» はじめまして!コメントありがとうございます☆その解釈だとありいのでしょうかー??応援ありがとうございます!! (2018年3月8日 23時) (レス) id: 356b78428f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ありぱん | 作成日時:2018年3月7日 11時