ありえる? ページ31
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道路の数メートル先を
仲良さげに笑いながら歩いてくる2人
辺りを見回して咄嗟に
すぐそこのラーメン屋に停まってた車にサッと身を隠し
こそこそと後を付けた。
「楽しみだねぇ、海!」
柔らかく鼻にかかるこの声は
「ねぇ雄也、何か食べない?」
俺の知ってるこの声の主は
「なに慧もう腹減ったの?」
俺の知らないイケメンイケボの声の主に
「うん、でも俺が1番食べたいのは…」
耳元で何か囁いてぎゅっとしがみついた。
雄也と呼ばれたイケメンは、
子供みたいに笑って
しがみつく頭を大切そうにそっと撫でたと思えば
道路から少し離れた場所の塀に
いのちゃんをトンともたれされると
キスをした。
慧「んっ…ふ、」
いのちゃんの手はいつの間にか背中に回されて
ピチャリピチャリと
こっちまで音が聞こえてくるほど濃厚なキスをし続けた。
・
足元が蟻地獄みたいに崩れ落ちる感覚がして
立っていられなくなり
その場にぺたんと崩れ落ちた。
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ありぱん(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!嬉しいです☆いのあり書きますね。またよかったら来てやってください! (2018年2月28日 8時) (レス) id: 356b78428f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 衝撃的なラストでしたが、どうなるのか気になって一気に読んでしまいました!面白かったです!いのありちゃんのハッピーエンドなお話もぜひ読んでみたいです(^^) (2018年2月28日 3時) (レス) id: ec1bc36ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありぱん | 作成日時:2018年2月16日 23時