ゆるさない ページ16
sideK
雄「でもどっか行くなら帰ろっかなー」
そう言ってケーキの箱を手渡された時
今まで我慢してきた気持ちが
いっぱいになって溢れて、止まんなくなった。
慧「俺の気持ちも知らないくせに、簡単に帰るとか言うなよ!すぐ着替えるから待ってよ!」
ケーキの箱慌ててテーブルに置いて
急いで黒パンとTシャツ着て戻った時
雄也はドアに手をかけて首だけ振り向いてこっちを見てた。
゛待ってってば!゛
泣きながら掴んだ胸元を
思い切り揺らして、そのままの勢いで床に倒した。
雄「ちょ待っ…冗談、」
その時はもう何も考えられなくて
ただ無意識に指を滑らせた雄也の首元
気づいたらその指先に、ぎゅうっと力を込めてた。
雄「っ、ぐぅ…」
苦しそうにじたばた暴れる雄也を離さまいと乗っかって
このまま気絶してくれたら一緒にいれるのにって
…それ以外に、何も考えらんなかった。
・
ハッとしたのは
さっきよりももっと苦しそうな
切羽詰まった顔の雄也に
今まで味わった事ないくらいものすごい強い力で手を引き離され
突き飛ばされた反動で
ドンと尻餅をついた時だった。
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ありぱん(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!嬉しいです☆いのあり書きますね。またよかったら来てやってください! (2018年2月28日 8時) (レス) id: 356b78428f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 衝撃的なラストでしたが、どうなるのか気になって一気に読んでしまいました!面白かったです!いのありちゃんのハッピーエンドなお話もぜひ読んでみたいです(^^) (2018年2月28日 3時) (レス) id: ec1bc36ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありぱん | 作成日時:2018年2月16日 23時