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朝 ページ28

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その次の日の朝






゛おはよ、仕事がんばるね！すきだよ゛






いのちゃんに勇気を出して送ったLINEには
さりげなく゛すき゛を忍ばせた。







でも、しばらくして返ってきたのはびっくりするほど普通の優しい内容だった。







゛がんばってね！゛







ほんとに何もなく、普通。







この日少し離れたところの海街に来てた俺。

お客さんが引っ越したとかで契約書を書き換えなきゃいけなくてさ。






・







そして出された麦茶に口を付けた時だった。







｢考えたんだけどやっぱり解約させてもらえる？｣


大｢そんな！何かあればすぐ飛んできます！だから解約だけは｣


｢近い方が早く対応してくれるからごめんなさいって言ってるの｣






負のスパイラルは、
LINE１つじゃ断ち切れそうにない。






１つ上手くいかないと全部上手くいかないよ。






大｢…失礼しました｣






わざわざここまで来たのに
俺はどうしたらよかったんだろうって






また、自分を責めた。

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