サンキュ.yuya ページ42
・
侑李の教室を出て廊下を歩き自分の教室に着いた時
後ろから走ってきた圭人
圭「雄也くーん！」
雄「ん、なに？」
振り向いて、びっくり。
圭「ねぇ、今度Wデートしようね」
突然何を言うかと思ったら、俺の腕を掴んでそんな事を口にした。
��デート��
今はその響きが辛い。何でだろ。
しかもため息しか出てこない。
握りつぶしたくなるようなこの感情の名前は…イライラ？
��いや…いい��
手のひらをサッサと振って、歩いて行った自分の席
ガタンと引いた椅子にドサッと腰掛けた。
なのにまた追いかけてきた俺の机の横、しゃがんでずいっと覗き込む。
圭「…雄也くん何怒ってるの？」
雄「別に怒ってねーよ」
圭「怒ってるよ！目が座ってるもん」
嫌なんだよ俺だってこんな気持ちでいんの
何でイライラするのかも分かんねぇし…
雄「イライラする時くらいあるよ俺だって」
圭「あー、うん。そうだね…俺で良かったら話してよ」
その言葉の途中で鳴っていたチャイムに
肩にポンと手を置いて自分の席に戻って行った。
バカみたいにイライラしてる。
…俺。
・
ポコンッ
雄「いてっ」
その時頭に当たって床に転がった紙のかたまりを
周りを気にしながらサッと拾いに立った。
開くと消しゴムの包まれた紙には
��早く話して楽になりなよ…今日家来る？なーんてね��
くっそ…行くわけねぇって分かってるくせに。
まぁでも…心配してくれるのはありがたいっちゃありがたい。
いい友達になれたのかもな、俺ら
消しゴムのカバー外して油性ペンで落書きしてやった。
授業を始めた先生の目を盗んで
カバーを戻した消しゴムを圭人の顔見ながらポーンと投げると
それをパシッと片手で受け止めた圭人の顔があまりにも必死すぎて
ククッて笑った俺に、ひひって圭人も笑った。
��サンキュ��
落書きには気づかなくていいからずっと友達でいられたらいいな。
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ありぱん(プロフ) - きゃらめるさん» ずっとコメント下さってありがとうございます、すごくうれしいです！山田くんイケメンでしたか？よかった（笑）やった！私も大好きです♪ (2017年4月2日 13時) (
レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 完結おめでとうございます！もう、最後にでできた山田先輩がイケメンすぎてそこに驚いてます（笑）それよりこのお話がなくなるのは寂しいですがまた面白い話を描いてください！これからも大好きです！ (2017年4月2日 12時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - けーた。さん» ふふ、ありがとうございます！なんだかだらだらとつまらないんじゃないかと自分でも思えてきて(笑)読んで下さってコメントまで頂けて嬉しかったです☆本当にありがとうございました♪♪ (2017年4月1日 11時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - えぇぇ?!…目次に見えた最終話の文字に動揺しお話読んであぁ 完結してしまった…としばし放心…。でもここまで続けて下さったし…ゆとけとも書いて下さったし…と言い聞かせてます苦笑。楽しみがなくなるのは寂しいですが…素敵なお話をありがとうございました(*^^*) (2017年4月1日 10時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - けーた。さん» こんばんは！けーたさんのために書きました！でも甘々じゃなくなってしまいました(笑)コメント本当に嬉しい！ありがとうございます☆ (2017年3月28日 0時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありぱん
| 作成日時：2017年3月12日 14時
