検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:49,357 hit

早く.kt ページ25






鏡の前
スツールに腰掛けてぶおーって髪乾かしてた時
先生は、トスンッてソファに腰掛けて足を組み、テレビを見始めた。



組んだ足に置いた肘
その手で頬杖をついてじーって。



何だよもう。かっこいいな…




かっこよすぎて凝視できずに
ブワッてなる髪に目をやった時、ねーねーって聞こえてスイッチを止めた。




圭「ん?呼んだ?」




何だろうってちょっとね、ドキドキしたらさ




裕「ナンデヤネンって何?」

圭「へ?」

裕「いや、聞いたことない日本語だったから」

圭「ぷ、ちょっと待って」




あと少しで乾かし終わるから、って言いながらスイッチを入れた時また
ねーねーって聞こえた。




圭「…っ、何?」

裕「ドツイタロカっていうのは?」

圭「だからっ、ちょっと待ってってば」




もうちょっとだからって言いながらスイッチ入れて
こんなに慌てたことないってくらい急いで手をバーッと動かした。




目の前の鏡にスって移った姿に気づいた瞬間に
フッと奪われて消されたドライヤーのスイッチ

部屋には大きめのテレビの音が鳴り響いて
有名なお笑いの司会者の声と、たくさんの笑い声がしてる



先生は俺の背後、肩からするんと腕を絡めて
ひっついた俺の後ろ、囁いた




裕「圭人早く…もう待てない」

圭「…っ」





スーッて俺の匂いを嗅いで
後ろから俺の耳たぶをはむっと咥えた先生。




ちょっと待って…恥ずかしくて絶対今俺耳赤いよ




圭「っ、先生待っ…ぁっ」




ツーと舐められてた耳をかぷっと噛まれた瞬間予想外の声が出てしまった。





裕「好きだよ」

圭「せ、先っ…ん」




ぐんって両手にお姫様抱っこされて
軽々と俺をベッドに運ぶと、ドサって下ろした先生は
俺の事を上から見下ろして囁いた。




裕「ずっとこうしたかった。圭人は?」

圭「…っ、」

裕「言わないなら何もしないけど」




そう言いながら俺の膝を立て足の間に膝をついて俺の顔の横に両手をついた。
何もしないなんて、嘘つき。




ドッドッドッ…




騒ぐ心臓がうるさくて高ぶる。

何度も妄想したよ。
こうしたくて自分で何度もしたよ。




圭「…俺も、したかった…」




照れくささを感じながらそう言うと先生は
トロンとした目で俺を見つめてそっと口づけをした。




名前呼んで.yt※→←俺の部屋.kt



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ありぱん(プロフ) - きゃらめるさん» ずっとコメント下さってありがとうございます、すごくうれしいです!山田くんイケメンでしたか?よかった(笑)やった!私も大好きです♪ (2017年4月2日 13時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる - 完結おめでとうございます!もう、最後にでできた山田先輩がイケメンすぎてそこに驚いてます(笑)それよりこのお話がなくなるのは寂しいですがまた面白い話を描いてください!これからも大好きです! (2017年4月2日 12時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - けーた。さん» ふふ、ありがとうございます!なんだかだらだらとつまらないんじゃないかと自分でも思えてきて(笑)読んで下さってコメントまで頂けて嬉しかったです☆本当にありがとうございました♪♪ (2017年4月1日 11時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - えぇぇ?!…目次に見えた最終話の文字に動揺しお話読んであぁ 完結してしまった…としばし放心…。でもここまで続けて下さったし…ゆとけとも書いて下さったし…と言い聞かせてます苦笑。楽しみがなくなるのは寂しいですが…素敵なお話をありがとうございました(*^^*) (2017年4月1日 10時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - けーた。さん» こんばんは!けーたさんのために書きました!でも甘々じゃなくなってしまいました(笑)コメント本当に嬉しい!ありがとうございます☆ (2017年3月28日 0時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ありぱん | 作成日時:2017年3月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。