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お昼の時間、今日は母さんが作ってくれた弁当を持って席を立った。
圭「雄也くんっ？どこ行くの？」
雄「ん？ちょい友達んとこ」
岡本が寂しそうにしゅんとしたのは見えなかったフリをして
知念の教室を覗いた。
教卓の真ん前で
こないだ見てた分厚い本を机にドンと置いて、
その上にトンと置いた薄ピンク色のお弁当の包み
それを開ける前に。
雄「知念、ちょっと」
そう言いながら自分のお弁当を見せて手招きをした。
知念は、んっと下唇を噛んで目を伏せ
やっとお弁当を手にして、てくてくとやってきた。
雄「照れてんじゃねーよ」
侑「なっ、誰が照れるもんですか。ウザって思ったんですぅー」
そう言いながらしっかりと両手に抱えられたお弁当の包み
雄「可愛いな」
侑「それが僕の唯一の魅力でしょ？」
雄「んな事ない。俺は他にも知ってるよ」
頬がピンクなのはお弁当の包みのせい？
それとも…
校庭の木の近く
いくつか置いてあるベンチに腰を下ろして
２人して膝の上にお弁当を広げた。
卵焼きとかウインナーとか唐揚げとか
いつもとさほど変わらないお弁当
今日は知念といるせいか、外で食べているせいか
いつもとは少しだけ違う味がした。
雄「でももっと色んな知念を見たいなって」
侑「…例えばどんな？」
��それは言えない��その言葉に知念は卵焼きを頬張って
もぐもぐとしながらポッと顔を赤く染めた。
雄「変な想像すんなよ、俺はそんなどスケベじゃない」
��あらそう？��チラリと向けた顔をお弁当箱に戻した知念は、
グサリ、フォークを刺したウインナーを頬ばろうと口をあーんと開けて
俺がじっと見ている視線に気づくとそっとフォークを置いた。
侑「な、何？そんな見ないでよ」
知念は気づいてない。
照れるとすぐ頬が赤く染まる事も
目が泳いで瞬きが増える事も
その顔がすっげぇ可愛いって事も。
雄「ほら早く食べなって」
俺が強引に口元に持ってったフォークに
怪訝な顔を赤く向けながら大人しく口を開けた。
目をぱちくり泳がせて、もぐもぐって。
綺麗な形の唇が咥えたウインナーに
俺の胸が大きくドキンとしたのも
知念は少しも気づいてないけどね。
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ありぱん(プロフ) - きゃらめるフラペチーノさん» 嬉しいです！知念くんは、ツンデレだったりするのかも、です（笑） (2017年2月18日 13時) (
レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるフラペチーノ - たかちねちゃん可愛すぎました！！ちねちゃん強いですね（笑）！！ (2017年2月18日 13時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 優子さん» またコメントくれてありがとうございます！そう言って貰えると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2017年2月18日 10時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。続きが気になります。 (2017年2月18日 8時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありぱん
| 作成日時：2017年2月17日 4時
