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５、友達 ページ6
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彼は、机に向かって何かをサラサラと書き始めた。
今みんなの机の上にあるのはさっき配られたばかりのプリント。
席順と名前の書かれた紙。
あいうえお順で一番最後の彼の名前は
『八乙女 光』
光はプリントを裏返したその右端
きっと私が見やすいように
その端っこを、机から少し垂らして人差し指でトントンとした。
体を左に寄せながら目を凝らすと
��友達に、なってくれる？��
男の人の割にきれいな字だと思った。
丁寧に書いてくれた、
それだけでも何だか嬉しかったし
思いもよらない言葉に胸がぎゅるんと踊った。
私は、配られたプリントの左端に書いた。
��もちろん！��
その時私の心はキラキラにときめいていた。
＿＿＿＿どうして、どうして好きになってしまったんだろう。
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作者名：ありぱん
| 作成日時：2017年2月3日 23時
