この、恋の行方を知りたいですか？HorY (ページ43)

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42、話したい事ページ43

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チャイムが鳴り、まだ黒板に向かっている高木先生に向かって
私の後ろから叫ぶ声がする。

慧「たーかき！チャイム鳴ったよ？はい、終ーわり！」

チラリ振り向くと首をかしげてそう言いながら立ち上がり
有岡くんの所へてくてくと歩いてく姿が目に入った。

…勝手な人。
チャラそうだし苦手なタイプ。

栞に伊野尾くんに言われた事が話せないまま時間が過ぎて

お弁当を食べ終わったお昼休み、席を立った中島くんの席に座る栞と話してた時後ろの扉がバンと開いた。

肩にブンとバッグを乗せた光が自分の席で誰か寝ている事に驚いて立ち止まる。
そこに有岡くんと伊野尾くんが近づいて、目の前にずい、と立った。

私は栞と肩を寄せ、その様子を見守る。

慧「あー、今日席替えあったから。お前の席、あそこね」

そう言って指さした先、目をやった光は眉をしかめながら、黙って歩いて行く。

そしてドサ、と乱雑にバッグを、机の上に置いた。

雅「八乙女くん。もうお昼すぎだけど」

光「あぁ？うっせーよ」

目線も合わせないでそう言うと、そのままこちらへ向かってくる光。

そして、扉の横、私の机の目の前に立ちはだかると
私をずんと、見下ろした。

光「話って、何だよ」