この、恋の行方を知りたいですか？HorY (ページ37)

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36、部屋ページ37

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あ「ただいま」

家に入るとすぐお母さんがエプロンで手を拭きながらパタパタと出てくる。

母「おかえり。ご飯は？」

さっきパンケーキ食べたせいなのか自分の気持ちのせいなのか、全然お腹減ってない。
首の痣を見られないように腕で変に隠しながら靴を脱いだ。

あ「ううん、今日はいらないや」

母「えぇっ作ってたのに～」

あ「ごめんごめん！」

もー…と呆れ声のお母さんに
わざとらしくへら、と笑いながら部屋への階段をいそいそと上った。

制服のまま、ベッドにごろんと寝転がる。

腕を天井に向けながらスマホを見るけど
光からの連絡は、やっぱりなかった。

でもその代わりに届いてた、栞からのメッセージ。
時間的にけっこう前だった。

＂電車乗ったから電話できないけど気をつけてね！
あとさっきの、約束だからね！＂

＂今家に着いたよ。栞は？

てか大丈夫だよ、分かってるよ！＂

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明日光とちゃんと話すって、

私は愛されたいって言って

光が私の事愛してるって言えなかったら…別れるって、約束したの。