ツン＋デレ＝けーとと ページ4
＿食事会＿
PM7:00
今日は７のみんなと食事会。
侑李「ゆーてぃーまだなの？」
たしか仕事で少し遅れるから先に始めてて、とグループメールに連絡が来ていた。
圭人「ね。遅いね・・氷溶けちゃう」
そう返した時にはすでに涼介と侑李は隣同士で仲良く話し込んでいて
圭人は涼介の向かいで、壁に貼られたメニューのたくさんの文字をボーッと見ていた
PM7:10
裕翔「はぁ、ごめん・・遅れた」
走ったのか、少し息を切らせて
開いた襖から少年のような顔を覗かせてそう言いながら
座る場所を探すみたいに少しキョロ、とする裕翔に
圭人「あ、裕翔こっちだよ」
と自分の左の座布団をポンポンと示した。
裕翔は頷いて着ていた薄手の上着をサッと脱ぐと
ポスンと圭人の示した場所に腰を下ろした。
裕翔「あーほんと疲れた。はい乾杯〜」
その明るい一言と鳴らされるグラスの音でその場がパッと明るくなる。
．
圭人はどちらかと言うと口下手で
気弱で優しすぎる性格が邪魔をして
言いたい事もうまく伝えられないし
・・仲良く話す輪の中に入る術なんて知らない。
次の瞬間には裕翔は誰かと電話をしていて
涼介と侑李はトイレに行くと出ていった。
ポツンとした空気も慣れっこだけど
今日は孤独な食事会かも
なんて思いながらドリンクのグラスを傾け
一人寂しく唐揚げに手をつけた。
慣れっこでもやっぱり広い空間でポツンと食べるごはんはおいしくなくて
さっき見た張り紙の『当店自慢、自家製サクサク唐揚げ』
そのせっかくの味もあんまりわからなかった。
．
その時、そんな圭人の気持ちと真逆な涼介たちの明るい話し声が響いてきて
よけい心が沈みそうになる。
それをグッとなんとかこらえた時、
『ちょっと早いけど誕生日おめでとー！』
たくさん重なる明るい声と同時に
開けられた扉から
涼介に侑李、裕翔と
大貴、雄也、いのちゃん、光に薮
みんなの優しい笑顔が覗いた。
圭人「・・・・え？」
みんなの手に持たれたカラフルな包み紙や箱は
圭人の手に次々と渡され
優しくて温かな手のひらの感触がポンポンと次々頭に降ってきた
裕翔「泣くなよー」
涼介「俺たちずっと一緒な！」
・・今日は圭人にとって、賑やかで最高に楽しい幸せな日。
侑李「みんな、優しい圭人が大好きだよ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありぱん(プロフ) - 由真さん» なるほど（笑）どう表現したらいいのか...から入ってるんで上手くかけないと思いますが更新した際は読んでみて下さい☆ご意見等お待ちしてます！(笑) (2017年4月2日 0時) (
レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - ありぱんさん» 裏は… では、微裏ってことで！ (2017年4月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
ありぱん(プロフ) - 由真さん» リクありがとうございます☆裏はなしでも大丈夫ですか？？この作品では裏は書かないって勝手に決めてるだけなんですけどね(笑) (2017年4月1日 16時) (レス) id: 561a6df49c (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - また、リクエストO.K.ですか？ 雄やんと圭人の生誕記念の続きで、たかいの、とりんとりんのお話をお願いします。出来れば、雄やんと裕翔が、オスの本性丸出しになる展開で！ (2017年4月1日 13時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - ありぱんさん» お話を書いてくれて、有り難うございます。これからもたかいののお話、じゃんじゃん書いてください。 (2017年1月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありぱん
| 作成日時：2015年12月14日 16時
